ハイフ(HIFU)に期待できるすごい効果とは?持続期間やデメリットも解説
公開日:2024/03/31 更新日:2024/11/07年を重ねるごとに増える肌の悩みを、少しでも解消したいという方は多いのではないでしょうか?「たるみを何とかしたい」「肌のハリを出したい」という方に、おすすめなのが「ハイフ(HIFU)」です。
ハイフは超音波の力でたるみやシワを改善し、肌の弾力を向上させて、若々しい印象へと導いてくれる美容医療です。本記事では、ハイフの効果や持続時間、メリットとデメリットについて詳しく解説します。
目次
ハイフで効果が得られる仕組み
ハイフとは、超音波を点状に集中させて照射する美容医療です。超音波の熱エネルギーが、肌の奥深くにあるSMAS層に働きかけることで効果を発揮します。
この熱エネルギーが、肌の深層部に届いて、たるみやシワを改善します。さらに、コラーゲンの生成を促してハリのある肌に近づくのです。たるみやシワだけでなく、小顔効果やリフトアップ効果も期待できます。
施術は30~60分と短時間で済みます。メスは使わないため、気軽に受けられるのが魅力です。
ハイフに期待できる美容効果
ハイフに期待できる美容効果には、以下のようなものがあります。
- リフトアップ・たるみの軽減
- 肌質の改善
- 部分痩せ
一つ一つ詳しくご説明します。どのような効果が得られるのか確認して、自分に合った施術か確かめましょう。
リフトアップ・たるみの軽減
ハイフは、超音波をピンポイントで照射し、皮膚の奥にある筋膜層を加熱する施術です。組織が縮むことで肌が引き締まり、たるみの改善を促します。
さらに、ハイフの熱刺激が新たなコラーゲンの生成を促します。結果として肌の弾力とハリが増し、リフトアップ効果が向上するのです。
肌の引き締め効果は、比較的短期間で現れます。効果を施術直後から実感できるのがハイフの魅力です。
肌質の改善
ハイフは、肌の深い層まで超音波を届けることで、ハリやツヤ、弾力を生み出します。超音波の熱エネルギーでコラーゲンやエラスチンの生成が促進されることで、毛穴の開きや乾燥肌の改善にも効果が期待できます。
熱による刺激でハリやツヤが高まり、より健康的できれいな肌に近づけるのです。このように、ハイフはたるみやリフトアップだけでなく、美肌、肌質改善にも効果的な施術です。
部分痩せ
ハイフは顔以外にも施術可能です。二の腕やウエストなど部分的な引き締めにも有効です。超音波を照射することで、脂肪細胞を破壊します。機能しなくなった脂肪細胞は老廃物として、体外に排出されます。
老廃物が体外に排出されるまで、2〜3週間かかります。ハイフは時間をかけて、徐々にサイズダウンさせる施術です。二の腕、お腹、ウエスト、臀部などさまざまな箇所の部分痩せ効果が期待できます。
ハイフの持続時間
「ハイフの効果はどのくらい持続するの?」「どれくらいの頻度で施術を受けたらいい?」などの疑問をかかえる方もいるでしょう。ここでは、ハイフの効果や持続時間について解説します。
ハイフの効果はいつまで続く?
ハイフは、施術後から効果を実感できることもあります。しかし、時間をかけて徐々に効果が現れることが多く、術後1~2ヶ月に効果のピークを迎えます。
ハイフの効果の持続期間は個人差がありますが、6ヶ月〜1年が目安です。時間の経過とともに徐々にたるんでいきます。ハイフの一般的な経過は以下の通りです。
施術当日 | 照射部位に赤みやほてり、腫れの症状が現れることがある |
施術後1~3日 | 赤みやほてり、腫れが徐々に治まる |
施術後1週間~1ヶ月 |
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ハイフの施術頻度は?
ハイフは、6ヶ月に1回施術を受けることが推奨されます。ハイフの効果は、永続的に続くわけではないため、長持ちさせるためには、継続的に施術を受ける必要があります。
ただし、施術頻度は使用機種や身体の状態によっても異なるため、医師と相談しながら施術の計画を立てることが大切です。
ハイフのメリット
ハイフはメスを使わないため、ダウンタイムも短く済みます。日常生活への影響も小さいのがメリットといえるでしょう。ハイフのメリットは主に2つあります。
メスを使わない
ハイフは、肌の上から超音波を照射します。メスを使わないため、肌への負担や痛みが少ないのが特徴です。
施術後に軽い赤みが出ることがありますが、その赤みもメイクで隠せます。メスによる傷跡が残らないため、周囲に知られずに治療を受けることができるのは大きなメリットといえるでしょう。
ダウンタイムが短い
ハイフの施術後、すぐにメイクをしたり、普段通りの入浴を楽しんだりできます。
ただし、施術直後は血行促進を促す飲酒や激しい運動は避けましょう。マッサージなど、過度な刺激を与えないようにしましょう。
日常生活への影響が少ないハイフは、忙しい方や肌治療が初めての方でも受けやすい施術です。
ハイフのデメリット
「メスを使わない」「肌への負担が少ない」など多くのメリットがあるハイフですが、医療行為であるためデメリットも存在します。施術を受ける前に、デメリットについても十分把握しておきましょう。
施術中に痛みが生じる
ハイフは超音波による熱刺激を与えるため、施術中に痛みを感じる場合があります。特に目元など皮膚の薄いところは、痛みを感じやすいといわれています。
痛みの感じ方には個人差がありますが、チクチクした痛み、骨に響く痛みを感じる人が多いです。施術中の痛みに不安がある方は、カウンセリング時に医師にしっかり伝えることが大切です。施術前に麻酔クリームを使うなど、痛みを軽減できる方法を検討してもらいましょう。
症状によっては効果を感じにくい
ハイフは肌のたるみやシワを改善する方法として知られており、多くのメリットがある一方で、効果が出にくいケースもあります。
- 10代~20代前半の若い人
- 肌の脂肪が少ない人
- 顔の脂肪が多い人
- たるみの度合いが強い人
上記に当てはまる人は、施術の効果を十分に感じることができない可能性があります。
10代〜20代の若い人はそもそもたるみが進行していないため、ハイフは向きません。施術を受けてもいまいち効果を感じにくいでしょう。
また、たるみが強く、脂肪が多い場合は、ハイフだけでは十分に引き上げることができません。アトピーやケロイドなど肌の炎症がある、過度に日焼けしている場合なども、皮膚の状態が悪化したり、色素沈着を招いたりするリスクがあるため注意が必要です。
赤みなどの副作用が出ることがある
ハイフ施術後のデメリットとして、肌が赤くなったり、少し痛みを感じたりすることがあります。これは高い出力の超音波熱エネルギーを肌に照射するため、肌質によっては一時的な副作用として現れます。
赤みやかゆみなどの副作用は、基本的にすぐに治まります。万が一、副作用が強く出たり、症状が長引いたりする場合は施術を受けた医師にすぐ相談しましょう。
極めてまれですが、しびれや神経損傷が起こる可能性があります。これは、施術者の知識や技術不足が原因です。顔の構造を熟知した経験豊富な医師が在籍する医療機関を選ぶことが大切です。
ハイフにかかる費用
ハイフにかかる費用はクリニックによって異なります。主な大手クリニックの全顔1回あたりの平均相場は、2〜6万円程度です。
ハイフは1回の施術で高い効果を発揮しますが、その効果は永久的ではありません。効果を維持するためには、継続的な施術が必要であり、その分費用がかかることを理解しておきましょう。
クリニックによっては、初回限定価格やキャンペーンなどの割引制度が用意されているため、うまく利用するといいでしょう。複数のクリニックを比較検討し、自身の予算にあったクリニックを選ぶことが重要です。
ハイフに関するよくある質問
ハイフに関して、よく聞かれる以下の質問の答えをご紹介します。
- ハイフをすると将来癌になる?
- ハイフをするとかえってたるむ?
ハイフをすると将来癌になる?
ハイフについてインターネットで調べると「ハイフを受けると将来癌になりやすい」「何度も受けると癌になる」などの情報を目にすることがあります。
現時点でハイフの施術が直接癌の原因になるという科学的な根拠はありません。ハイフの熱は皮下組織に働き、臓器に影響を与えることは少なく、直接癌を引き起こすことは考えにくいです。
ハイフはもともと、すい臓癌や前立腺癌の治療のために開発された技術です。ハイフはその技術を応用したものであるため「ハイフは癌になりやすい」などの情報が一人歩きしてしまったと予想されます。
ハイフをするとかえってたるむ?
「ハイフを受けると、将来たるみが出る」という噂が出回っていますが、可能性は低いといえます。ただし、高頻度でハイフを受けることで、皮下脂肪が少なくなりすぎ、たるみが出る可能性はあります。
また、もともと顔の脂肪が少ない人がハイフを受けるとこけてしまい、老けて見える恐れもあります。
ハイフを受けるときは、カウンセリングでしっかり肌の状態を見てもらい、自分に適した回数とタイミングで施術を受けましょう。
医療ハイフとエステハイフの違いは
ハイフには、医療ハイフとエステハイフの2種類があります。それぞれの違いについて、簡単にまとめました。
項目 | 医療ハイフ | エステハイフ |
施術者 | 医師や看護師など医療スタッフ | エステティシャン |
出力 | 高い | 低い |
効果の持続時間 | 長い | 短い |
費用 | 高い | 安い |
アフターケア | 万が一トラブルが出ても診察可能 | 診察は不可 |
医療ハイフは医療機関で、医師や看護師による施術を受けます。費用は一般的に1〜6万円と高額ですが、効果の持続時間が長く、アフターケアも充実しているのがメリットです。
もし医療ハイフで、火傷などのトラブルが生じても、クリニックであればすぐに診察できます。
一方、エステティシャンが施術をするのがエステハイフです。エステは費用が安くすみますが、すぐにもとに戻ったり、肌トラブルが起こったりするリスクも高いとされています。
エステハイフに関して、近年事故件数が増加しています。具体的には神経や感覚、皮膚の障害などが発生しています。消費者庁から注意喚起されていることもあり、避けた方がよいでしょう。
参考:−エステサロン等でのHIFU(ハイフ)による事故− |消費者庁
リフトアップ効果を長持ちさせるならフェイスリフトがおすすめ
ハイフはたるみの改善に役立ちますが、たるみの強さや皮膚の状態によっては、効果が薄い場合があります。ハイフで効果を実感できなかった方、さらに効果を長持ちさせたい方には、フェイスリフトがおすすめです。
フェイスリフトは、皮膚を切開して顔の筋肉や脂肪を引き上げて固定することで、リフトアップする施術です。費用は高くなりますが、効果の持続期間は5〜10年です。
しかし、メスを使用し皮膚を切開するため、ダウンタイムが長く、内出血や腫れなどの副作用が出るデメリットがあります。医師とよく相談し、メリット・デメリットを十分理解した上で、自分に適した施術方法を選ぶことが大切です。
フェイスリフトは恵比寿美容外科にご相談ください
フェイスリフトは熟練した医師による高度な技術が必要な施術です。恵比寿美容外科は、20年以上の歴史と豊富な治療実績を誇る、フェイスリフトに注力したクリニックです。
手術は耳の近くを切開することで、傷が目立たないように工夫しております。プライバシーに配慮したプライベートな空間で施術を提供し、充実のアフターケアで、理想の仕上がりをサポートします。
ぜひ一度無料カウンセリングを受けて、自分に合ったプランをご相談ください。フェイスリフトは一生に一度の大きな決断ですが、恵比寿美容外科は患者様の理想に近づけるようサポートします。
監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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