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コラム

糸リフトの費用相場は?本数目安や糸の素材についても紹介

公開日:2024/02/29 更新日:2024/04/11
糸リフトの費用相場は?本数目安や糸の素材についても紹介

年齢を重ねるにつれて気になる顔のたるみやほうれい線に、糸リフトを検討したことがある方もいるでしょう。「切らないフェイスリフト」と呼ばれる糸リフトの施術は、顔のたるみやほうれい線を引き上げる効果が期待できます。

しかし、糸リフトを検討する際「値段の相場が分からない」「高額な費用がかかりそう」と不安を抱く方も多いです。糸リフトの施術費用は、本数や糸の素材によって異なるため、平均的な相場を知ることが大切です。

本記事では、糸リフトの費用相場や本数の目安、糸リフトの素材の違いを詳しく解説します。糸リフトで、たるみやほうれい線を目立たなくしたい方は、ぜひ参考にしてください。

糸リフトの費用相場

大手美容クリニック5院の糸リフトの施術料金を調査した結果、1本あたりの値段の相場は2〜6万円でした。多くのクリニックでは糸リフトを1本単位で提供しており、たるみやシワの度合いに合わせて本数や種類を選べます。

また、糸の種類で持続期間や引き上がり方が異なります。自身の目的や仕上がりの希望に合わせて糸の種類を選ぶことが重要です。

クリニックによっては、カウンセリング代や診察料などが別途必要になることもあるため、総額でいくらかかるのかも確認しましょう。

糸リフトの素材

糸の素材 特性
PDO(ポリジオキサノン) 半年〜1年半程度で体内に吸収される
PLA/PLLA(ポリ乳酸) 1年半〜2年程度で体内に吸収される
PCL(ポリカプロラクトン) 2年〜2年半程度で体内に吸収される
PP(ポリプロピレン) 非吸収性。5年程度効果が持続する
PEs(ポリエステル)・シリコン 非吸収性。3年以上効果が持続する
金の糸 非吸収性。10〜15年程度効果が持続する

糸リフトの施術で使用する糸は、大きく分けて吸収性と非吸収性の2種類に分類されます。吸収性糸は溶ける糸と呼ばれており、施術後一定期間が経過すると徐々に体内で分解されます。

たるみやシワ、ほうれい線を自然に引き上げる効果があり、ダウンタイムが少ない点が特徴です。ただし、糸が完全に体内に吸収されると、皮膚を引き上げる力は徐々に失われます。

一方、非吸収性の糸は体内に吸収されない素材でできた糸リフトです。長期間皮膚を引き上げる効果が期待されますが、効果は永久ではありません。筋力の低下や自然な老化によって、維持する力は弱まります。

糸が体内に吸収されるまでの期間やリフトアップ効果、ダウンタイムは糸の素材により異なります。そのため、自身の目的に合った素材の糸を選ぶことが重要です。ここからは、糸リフトの素材の特徴を詳しく解説します。

PDO(ポリジオキサノン)

PDOは吸収される素材です。糸リフトの施術や外科手術でも使用されます。柔軟な特性があり、細かいシワやたるみを滑らかにする効果が期待できます。口元のもたつきを自然に持ち上げたい方や、ちりめんジワを目立たなく見せたい方におすすめです。

また、皮膚を引き締める効果やハリ、弾力の向上も期待されます。PDO素材の糸にはコグと呼ばれる突起があり、皮膚の深層組織に刺激を加えてコラーゲンの産生を促します。

糸が溶けるまでの期間は半年〜1年半程度です。時間が経過すると徐々に体内で分解されます。ダウンタイムの期間は1〜2週間程度です。内出血や腫れ、引き連れ感が生じる場合がありますが、徐々に減少します。

PLA/PLLA(ポリ乳酸)

PLA/PLLAは、植物から生成される合成ポリマーが原料の糸です。糸の全方位にコグが付いているタイプもあり、たれ下がった皮膚をしっかりと固定して持ち上げることができます。

とくに、丸いフェイスラインをV字型に引き上げたい方や、脂肪に厚みがある方に適しています。PLA/PLLA素材はやや硬さがあるため、施術直後は引きつれ感が出ることがありますが、高い強度により長期間リフトアップが可能です。

糸が体内に吸収されるまでの期間は、1年半〜2年程度です。PDOと同様、コラーゲンの生成効果も期待されます。糸を挿入したあとは、軽い内出血や腫れが生じる場合がありますが、1週間程度で解消します。

PCL(ポリカプロラクトン)

PCLは柔らかい素材です。柔軟性と強度があり、医療現場でも使用します。

リフトアップ効果は2年〜2年半程度で、長い方は3年程度維持します。ダウンタイムは3〜5日程度と短いです。コグには丸みがあり、引きつった感覚や痛みも抑えられます。

ほかのスレッドリフトに比べて、引きつれを起こしにくいため、ほうれい線やマリオネットラインへの挿入に向いています。

また、糸リフトの挿入によるボコつきが目立ちにくい点もメリットです。口元のもたつきを自然に引き上げたい方にも適しているでしょう。

PP(ポリプロピレン)

PPは、手術の縫合でも使用されるナイロン性の素材です。非吸収性で施術後は体内にそのまま残ります。特に、45歳未満の軽度のたるみに効果が期待できます。下垂した眉や首のたるみの引き上げも可能です。

伸縮性がないため引きつれを感じやすいですが、5年ほどリフトアップ効果を保てます。ダウンタイムは2週間程度が目安です。施術後、個人によっては大きく口を開けたり、咀嚼したりする際に痛みが出たりする場合があります。

長い方で1ヶ月程度痛みを感じることもあるでしょう。痛みが強い場合は我慢せずに、痛み止めを服用してください。

PEs(ポリエステル)・シリコン

従来の糸リフトの施術では、非吸収性のPP素材のものが主流でした。近年では芯がポリエステル、外面とコグが柔らかいシリコン素材でできた糸を選ぶ方が増えています。

「PEs・シリコン」は非吸収性でありながら、PP素材よりも柔軟性と伸縮性が高い点が特徴です。顔の表情筋に合わせて伸び縮みし、より自然なリフトアップ効果を実現できます。

また、痛みや違和感は2〜3日程度と軽度です。施術後には約3週間でコラーゲンが生成され、肌のハリ・ツヤアップも期待できます。

金の糸とは、一般的なコグや突起でできた糸と異なり、純金で作られた糸リフトです。皮膚のたるみを引き上げる効果は強くありませんが、10〜15年程度美肌効果が期待されます。

金の糸を皮下組織に埋入することで、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成も期待できます。軽度のたるみやシワの改善、肌にハリを与える効果も期待できるでしょう。

また、アレルギーリスクが少なく、皮膚との調和性が高い点も特徴です。顔に埋入する金の量は金歯1本にも満たないため、金属探知機に引っかかることはないと考えられています。

ただし、クリニックによっては施術箇所に医療レーザーやMRIをあてることができません。よく検討したうえで、施術を受けましょう。

糸リフトの本数目安

糸リフトの施術で使用する糸の本数は、個人のたるみや目的によって異なります。一般的な糸リフトの本数の目安は4〜12本程度です。1本の糸でも施術を受けることは可能ですが、顔の全体的な引き上げを行うには複数本の糸が必要です。

初めて糸リフトの施術を受ける場合は、8〜12本挿入すると自然なリフトアップ効果が期待できます。定期的に糸リフトの施術を受ける方は、4〜6本程度の追加がおすすめです。

クリニックによっては複数本のセットプランやモニター制度も実施しています。費用を抑えたい方は、各クリニックの料金やサービスを比較検討するとよいでしょう。

糸リフトの注意点

糸リフトの注意点

糸リフトの施術は皮膚を切らないため、ダウンタイムが少なく短い施術時間で完了します。しかし、施術を受けたあとは以上の4点に注意して過ごすことが重要です。

施術直後は糸が皮膚に馴染んでいないため、普段の生活習慣にも配慮が必要です。ここからは、糸リフトの注意点を詳しく解説します。

顔はできるだけ触らない

糸リフトの糸やコグが皮下組織に定着するまで、1〜2ヶ月程度かかります。施術後はできるだけ顔を触らないように過ごすことが重要です。

糸が皮下組織に定着するまでに施術部位を触ると、糸の位置が動く可能性があります。また、ダウンタイム中は内出血や腫れが長引く可能性もあるでしょう。

顔のマッサージやエステの施術を受ける場合は、最低でも1ヶ月間は避けることをおすすめします。洗顔やシャワーは施術当日から可能ですが、強い摩擦を加えないように注意してください。メイクは糸を挿入した箇所を避ければ、翌日以降から可能です。

激しい運動を避ける

糸リフトの施術を受けたあと、数日〜1ヶ月程度、むくみや腫れ、内出血が生じます。糸が安定するまでに激しい運動を行うと、血流が増加し、腫れや内出血が長引く可能性が高まります。

そのため、施術直後は激しい運動を避けて、安静に過ごすことが望ましいです。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、施術後2週間目から可能です。

激しい運動やヨガは、1ヶ月経過したあとはじめましょう。ただし、施術部位の腫れや内出血が長引く場合や、症状が悪化している場合は施術を受けたクリニックに相談しましょう。

うつ伏せで寝ない

糸リフトの施術後は安静に過ごすことが重要ですが、寝るときの体制にも注意が必要です。施術後は顔を圧迫しないように、仰向けや横向きで寝ることが推奨されます。

糸リフトの施術部位を圧迫すると、糸の位置が変わる可能性があるため、顔を枕に当てて寝ないように注意しましょう。普段うつ伏せで寝る方は、薄手の柔らかい枕や低反発枕の使用がおすすめです。

また、抱き枕やクッションを使用して身体を固定するとうつ伏せになるのを防ぐことができます。糸リフトの施術後は顔や首に負担をかけないように、リラックスした体制で寝るよう意識しましょう。

できるだけ硬いものは食べない

糸リフトの施術を受けたあとは、食事にも注意が必要です。施術後1ヶ月程度は、できるだけ硬いものや大きな形状のものは食べないようにしましょう。

ダウンタイム中に硬いものを食べたり、大きく口を開けたりすると、施術部位の引きつりや痛みが生じやすくなります。また、糸の位置が動く可能性もあるため、柔らかいものでも、小さくして食べましょう。

特に施術直後は、ゼリーやお豆腐などの柔らかい食べ物がおすすめです。また、飲酒は内出血や腫れを引き起こす要因となります。施術後1ヶ月間はできるだけ飲酒をしないよう注意してください。

糸リフトのクリニックの選び方

糸リフトのクリニックの選び方

糸リフトの施術を受けた方の口コミや評判では「やらなきゃ良かった」「失敗した」と施術後の後悔の声も少なくありません。満足した仕上がりを得るには、クリニック選びが重要です。

ここでは、糸リフトが受けられるクリニックの選び方のポイントを3つ解説します。

実績は十分か

糸リフトは医師の技術力が重要な施術です。使用する糸の選定や挿入する本数、引き上げ方など、技術的な要素が仕上がりに大きく影響します。

糸リフトの施術には感染症のリスクもともなうため、衛生管理にも配慮されたクリニックを選ぶことが重要です。症例数や実績の多いクリニックは、多くの事例に対処した経験があり、信頼性も高いでしょう。

公式サイトやSNSで症例数や症例写真、医師の実績を確認し、安心して施術を受けられるクリニックでカウンセリングを受けましょう。

デメリットまで説明してくれるか

多くの美容クリニックでは、契約前にカウンセリングを行います。カウンセリングでは、看護師や医師から施術内容や注意点の説明を受けることができます。

技術や仕上がりの説明だけでなく、ダウンタイムや感染症のリスクなどデメリットについても説明を受けましょう。

丁寧なカウンセリングを行うクリニックでは、自身の希望や悩みを話しやすいです。万が一のトラブルに対する対応策も事前に知ったうえで、施術を受けられるでしょう。

サポート体制は充実しているか

糸リフトの施術を受けた後、まれに強い痛みやツッパリ感、腫れ、内出血が1ヶ月以上引かないトラブルがあります。また、イメージした仕上がりにならない可能性もゼロではありません。

アフターケアが充実したクリニックでは、施術後にトラブルが生じた場合にも、糸リフトの再施術や薬の処方を無償で受けられます。

公式サイトやカウンセリングで保証内容や期間を確認し、信頼できるクリニックで施術を受けましょう。

より高いリフトアップ効果を狙うなら切開リフトがおすすめ

糸リフト以外のリフトアップ治療には、切開リフト、ハイフ、ヒアルロン酸注射があります。これらには、一時的なリフトアップ効果があり、きれいな状態を保つためには定期的な施術が必要です。

一方、フェイスリフトと呼ばれることもある「切開リフト」なら、長期的なリフトアップ効果を期待できます。傷跡が目立たない頭皮や耳の下にメスを入れ、皮下脂肪の下にあるSMAS筋膜を引き上げて、余分な皮膚を切除して縫い合わせる施術法です。

切開リフトは5〜10年効果が持続します。40〜50代のたるみに適しており、顎や頬、額など広範囲にわたるリフトアップが可能です。

皮膚が完全に修復するまでは3ヶ月程度かかります。メスを入れないリフトアップ治療で物足りなさを感じた経験がある方も、より高いリフトアップ効果を狙うことができるでしょう。

切開リフトは恵比寿美容外科にご相談ください

本記事では糸リフトの費用相場や挿入する本数の目安、糸の素材などを解説しました。糸リフトの費用相場は1本2〜6万円で、はじめて糸を挿入する場合は8〜12本程度が推奨されます。

より高いリフトアップ効果を求める方や、糸リフトの追加施術により支払う費用が膨れあがるのを避けたい方は、切開リフトも検討しましょう。

恵比寿美容外科」は切開リフトに注力する美容クリニックです。予算や顔のたるみに合わせた切開リフトのプランを豊富に用意しています。傷や痛みが少ない施術を提供しており、カウンセリングから施術まで一貫して院長が対応します。切開リフトに興味のある方は、ぜひ無料カウンセリングでご相談ください。

監修者:柳田 徹

監修者:柳田 徹

  • ・東京生まれ。
  • ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
  • ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
    大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。
  • 国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
    麻酔科、救命などを学ぶ。
  • 東京医科大学形成外科に入局。
    美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。
  • ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
  • ・仙台と札幌で院長職を務める。
  • Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
  • ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
  • ・美容、形成外科経験20年。

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