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コラム

【顔のたるみ改善】知らないと見た目年齢を上げる?原因を知り、対策しよう

公開日:2021/09/24 更新日:2024/07/11
ほほのたるみ・ほうれい線の3つの原因

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顔のたるみにはどんな種類があるのか

真皮が老化することによるたるみ

私たちの肌は、表皮・真皮・皮下組織という3層構造になっています。このうちの真皮には、肌のハリや弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチン多く存在しています。

しかし、加齢に伴ってコラーゲンやエラスチンを生み出す細胞の働きが弱まり、コラーゲンやエラスチンが減少します。

乾燥によるたるみ

乾燥とたるみは一見無関係のようにも思えますが、実は深く関係しています。

真皮内にはコラーゲンやエラスチンだけでなく、潤いを保つためのヒアルロン酸も存在しています。ヒアルロン酸は保湿力が高い成分ですが、40代頃から減少していく傾向にあります。

さらに、若い人でも紫外線を繰り返し浴びることで、ヒアルロン酸が減少していきます。 ヒアルロン酸が減ってしまうと、みずみずしさや弾力がなくなり、たるみにつながってしまうのです。

表情筋の老化によるたるみ

人間の顔には表情筋が張り巡らされています。この表情筋を動かすことで豊かな表情を作り出しています。しかし、日頃から無表情で過ごしていると、表情筋は使われないので、だんだんと衰えていきます。

筋肉は皮膚や脂肪を支えているいわば土台なので、表情筋が衰えることでたるんでしまうのです。

姿勢の悪さからくるたるみ

長時間デスクワークをしていると、疲れからついつい姿勢が乱れてしまうという人は多いと思います。

しかし、姿勢の悪さはたるみにつながります。猫背であごが前に突き出したような姿勢をしていると首の後ろ側の筋肉が縮み、頭の後ろ側の筋肉が下へと引っ張られます。

さらに、ほおから下も下へ下へと引っ張られるので、知らない間に全体が下へ引っ張られることからたるみやすくなってしまうのです。

体型の変化によるたるみ

肥満体型だった人が急激に痩せると、脂肪は落ちるものの、伸びきった皮膚はそのままになります。そのため、皮膚がたるんでしまうのです。

顔のたるみ・ほうれい線の原因とは

美容を大切にする方にとって悩みの種になりがちなのが、顔のたるみです。顔のたるみは病気によるものではなく、その原因は表情筋の衰えだとされています。乾燥や紫外線、表情筋の使い方の片寄りなどによって表情筋の衰えは加速していきます。顔のたるみの改善策は、自分でも十分に行えます。

本記事では、顔のたるみの原因や改善する方法についてご紹介します。

当院では、エイジングケアの専門医が直接カウンセリングをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

表情筋の低下

定期的な運動をしないと、体の筋力がなくなっていってしまうように、顔の表情筋を使わないと筋力が徐々に衰えていき、顔のたるみの原因になってしまいます。

顔の表情筋は皮膚の奥で繋がっていて、普段はその筋肉のうち30%程度しか使えていません。残りの70%の筋肉は普段の生活で使う事が難しく、意識的に動かさなければすぐに衰えてしまうため、表情筋を鍛えるフェイスストレッチを行う必要があります。

このフェイスストレッチを定期的に行う事で、顔のたるみだけでなく、他の肌トラブルも抑制されるとされているので、表情筋を鍛える事はとても重要な項目の一つです。

皮下脂肪の増加とむくみ

顔のたるみは、皮下脂肪の増加やむくみによっても起こります。

顔の皮下脂肪が増加すると、表皮や真皮の下にある脂肪層により、上の層が衰えてしまった時に、脂肪層を抑えられずにたるみとなって現れてしまいます。急激に太った時にたるみが出るのは顔の皮下脂肪が増える事で皮膚や筋肉を支える力が低下し、たるみとなって現れているということです。

また、顔のたるみはむくみによっても引き起こされます。顔の血流やリンパの流れが悪くなってしまうとむくみが生じ、それによって真皮層の組織の機能低下を招き、顔のたるみの原因になっています。

コラーゲン繊維の衰えと減少

顔のハリや肌の弾力を支えているのは、真皮層にあるコラーゲン繊維です。加齢や紫外線、乾燥によってコラーゲンを作る力が弱くなったり、量が減ったり、質が衰えてしまうと、表皮を支える事ができなくなってしまい、結果として、顔のたるみになります。

若いコラーゲン繊維は、互いに手を繋ぐように結びついていますが、時間が経つと互いに繋がっている手の量が増えていき、しなやかさが失われてしまいます。それによって、硬く強張り、弾力が失われてしまうのです。

また、コラーゲン繊維は皮膚の若さを保つ以外にも体内で様々な働きをしていて、骨の形成・関節軟骨の主要成分であり、血管の弾力性の維持にも使われ、動脈硬化の予防にもなります。コラーゲン繊維はタンパク質などの食物から摂取する事ができるのでバランスの良い食事を心がける事が重要です。

真皮層の衰え

私たちの肌は、上から表皮・真皮・皮下組織の3層になっています。そのうちの真皮は、コラーゲンやエラスチンなどで構成されています。このコラーゲンやエラスチンは肌のハリや弾力を保つために必要不可欠な成分なのですが、加齢に伴ってだんだんと減少していきます。そのため、肌がたるみやすくなるのです。

ターンオーバーの乱れ

私たちの肌が表皮・真皮・皮下組織の3層になっているということはすでに説明しましたが、この中の表皮をさらに詳しく見ていくと、角質層・顆粒層・有棘層・基底層の4層になっています。

一番下の基底層で作られた新たな細胞は、成長しながら徐々に押し上げられて一番上の角質層に到達します。すると、古くなった細胞は垢となって自然に剥がれ落ちていきます。このような肌の新陳代謝は「ターンオーバー」と呼ばれます。

ターンオーバーのサイクルは約28日と言われていますが、それはあくまで20代のころのお話です。30代、40代と年齢を重ねていくとターンオーバーのサイクルは遅くなっていきます。

ターンオーバーのサイクルが遅くなると、本来剥がれ落ちるはずの古い細胞がいつまでも肌表面に残り、硬く柔軟性のない肌質になってしまうので、たるみにつながります。

顔のたるみ・ほうれい線の予防方法

皮膚の老化・乾燥を防ぐ

誰しもが憧れるピチピチの顔のハリや肌の弾力は、真皮層にあるコラーゲン繊維がきちんと張っていて、なおかつ水分が十分にある事で保たれています。

このコラーゲン繊維が老化や乾燥によって減少してしまうと、顔のたるみに繋がります。

皮膚の老化や乾燥を引き起こす原因に「紫外線」があります。紫外線は皮膚の奥まで到達し、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンを作る細胞を傷つけてしまいます。それに加えて、紫外線によって発生した活性酸素はコラーゲン繊維を硬くします。これによって、顔のハリや肌の弾力が失われてしまいます。これらのことは、紫外線対策と保湿を徹底する事で、お肌の水分も保つ事ができるようになり、防ぐ事ができるので徹底しましょう。

また、肌の老化の原因の80%は紫外線です。紫外線を防ぐポイントは、朝のメイクの時だけでなく日中も塗り直す事です。

日焼け止めは汗や皮脂によって落ちてしまうため、塗り直しをする事が大切です。できれば、3時間毎に塗り直すと良いでしょう。忙しい場合はパウダーファンデーションを軽く塗り直すだけでも十分に効果を発揮できるので試してみましょう。

表情筋を鍛える

表情筋の低下が顔のたるみの原因とお伝えしましたが、表情筋は加齢だけでなく、意識的に使わないと顔の筋肉が緊張したり弛緩し、筋肉の質自体が悪くなってしまいます。また、筋繊維が緩んだりする事でも顔のたるみは現れます。

表情筋は一つの大きな筋肉でなく、約40種類の小さな筋肉の集合体です。顎や頬の周りの筋肉は口の動かし方や笑い方、歯並びの影響を受けやすく、ストレスによる筋肉の緊張によっても、顔のたるみが起こります。また、顔の筋肉は頭皮とも繋がっているので、それぞれの筋肉を均等に鍛えるためにフェイスストレッチを行う事が重要です。

普段の姿勢を見直す

顔の下半分は、重力によって皮膚が下がりやすいと言われており、猫背やスマホの見過ぎは顔が下に下がるので、皮膚が下に引っ張られて、口角が下がります。これらも、顔のたるみを引き起こす原因になります。

また、顔の皮膚が下がる事で、頬や顎にたるみが生じ、ほうれい線やマリオネットラインと呼ばれる腹話術の人形のように、口の両端から顎までの縦じわが生じてしまいます。それによって、顔が老けたように見えてしまうので、猫背になったり、下を向かないように日頃から心がける事が重要です。

自宅で出来る3つの改善方法

顔のたるみの原因は表情筋の衰えにありますので、日頃から意識してあげることで改善が見込めます。具体的な改善方法をご紹介します。

1.スマホを使用するときに猫背にならない

現代ではスマホが広く普及しており、パソコンよりも使用されています。スマホを使用する際は、猫背にならないように気をつけましょう。スマホを使用するための猫背は、同時に目線が下に向いている状態となります。

下を向いている状態が長時間続くと、口角が下がり、たるみやほうれい線ができる原因となります。これが、いわゆるスマホ老けと呼ばれるものです。下を向いてスマホを使用することはあっても、長時間その姿勢が続くのは避けましょう。

2.表情筋を日頃からたくさん使う

顔のたるみを改善するには、表情筋をたくさん使ってあげることが大切です。普段から無表情な状態が続いていると、表情筋はどんどん衰えていきます。感情豊かに笑ってみることを意識しましょう。

また、食事も表情筋と深い関係があります。よく噛んで食べることは大切なのですが、左右どちらかだけで噛んでいると片方の表情筋は衰えやすくなってしまいます。食事の際は、バランスよく噛むことを意識しましょう。

3.顔のたるみを改善するためのマッサージ

顔のたるみを改善するためには、表情筋をほぐしてあげるマッサージが効果的です。自宅で道具を使用せずに簡単に行えます。

ほうれい線の先には、モダイオラスと呼ばれる部分があります。この部分は、顔中の表情筋と繋がっています。モダイオラスをほぐしてあげることで、全体の表情筋を効率よくマッサージできます。口のなかに親指を入れて、頬で挟んでさすってみます。

また、顔のたるみは食いしばりや噛み合わせの悪さも原因となります。頭の横にある側頭筋をマッサージしてあげましょう。お椀を持つように手を広げ、両脇から頭を抑えてほぐします。

顔のマッサージは自宅で気軽にできるため、行っている方も多いですが、肌に負担をかけるマッサージでは、逆に顔のたるみを引き起こしてしまいます。いつまでも透明度の高い、引き締まった肌でいるためには、肌に必要以上に触らず負担をかけない事が大切になります。洗顔も泡で優しく包むように洗い、日々きちんと正しい顔のたるみ・シワ対策をしましょう。

一度顔にたるみが出てしまうと、自力で戻すのは難しいでしょう。肌は日頃の習慣の積み重ねによって大きく変わります。無理せず、できることから取り組みましょう。

美容整形外科の治療を受けるのも視野に入れる

もし、すでに顔のたるみが出てしまい、気になるようでしたら美容整形外科を診療する事も視野に入れてみると良いかもしれません。

実績があり、肌のプロであるドクターに一度相談して、自力で治す事が困難であれば治療をするのも手段の一つです。ただし、一度に費用が大きくかかってしまう点は考慮しましょう。

糸を使った治療

糸によるたるみ・シワ治療は、レーザー照射やヒアルロン酸注入と違い、確実に効果が出ると言われています。また、ダウンタイムがほとんどなく、治療後からメイクができます。仕事の都合で長いダウンタイムになりたくない人におすすめです。早期に治療する事で老化の予防や顔のたるみの予防にもなります。

ヒアルロン酸などを注入する治療

この治療は、注入直後から効果が出ますが継続して注入する事でより効果を発揮できます。また、ヒアルロン酸の他にも部位によってタンパク質やボツリヌ・トキシンなど様々な種類があるのが特徴です。こちらも、治療後のメイクが可能です。

レーザーなどの機器で治癒を促す

肌にほとんどダメージを与えずにたるみに働きかける事が可能です。顔や肌を引き締めるだけでなく、コラーゲン繊維の増生を促す効果もあります。また、施術によっては他の糸を使った治療などと併用ができる場合もあります。

注射によるたるみ・シワの治療

プラセンタ注射などで有名なこちらの治療方法は、患部にダイレクトに届くので即効性が高いです。

他の治療方法と大きく違う点は、顔だけでなく、全身に美容効果を発揮できる点です。体全体的に美容成分を入れたいなどといった時におすすめです。

美容整形外科の選び方

ドクターがきちんと寄り添ってくれるか

施術を受けた際に、満足のいく仕上がりにはドクターとの相性が欠かせません。自分のどのような部分に悩みがあって、どうなりたいかを聞いてくれるドクターを選びましょう。

また、ほとんどの施術でメリット・デメリットがあります。これをきちんと説明をして、親身になってくれるかが後悔しないために重要です。

適切な料金であるか

クリニックによっては、表示金額とは別に料金が発生する事があります。事前に受けたい治療内容の料金を提示してもらう、カウンセリング料金の有無や術後のアフターサービスの有無についても聞いておくと良いでしょう。

また、安ければ良いという訳ではありません。ドクターの実力での集客が不十分になると、安さを売り出す事もあります。逆に、費用が高いから安心できると思って、事前に考えていた治療とは違う料金の高い治療に誘導されてトラブルになるケースもあるので、費用だけでクリニックを選ぶのは避けるのが無難でしょう。

フィーリングが合うか

このドクターになら安心して任せられるというフィーリングの合うような方を選ぶのがベストです。カウンセリングの時に少しでも不信感や不安を感じたのであれば、別のクリニックにした方が良いです。

昨今、たくさんのクリニックが乱立しているので、きっと自分に合ったクリニック・ドクターは見つかると思います。

よくある質問

よくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

顔のたるみ・ほうれい線の原因は何ですか?

顔のたるみ・ほうれい線の原因は3つあります。

・表情筋の低下

・皮下脂肪の増加とむくみ

・コラーゲン繊維の衰えと減少

当院では、エイジングケアの専門医が直接カウンセリングをおこなっておりますので、お気軽にご相談ください。

顔のたるみ・ほうれい線の予防方法を教えてください。

顔のたるみ・ほうれい線の予防方法は3つあります。

・皮膚の老化

・乾燥を防ぐ

・表情筋を鍛える

・普段の姿勢を見直す

当院では、カウンセリングから施術まで、院長が1人1人対応しております。お気軽にご予約・ご相談(完全予約制)ください。

クリニックで相談

顔のたるみの改善は自宅でも行えますが、エイジングケア専門としている美容クリニックに診てもらうのもひとつの方法です。美容クリニックであれば、道具を用いた専門的な施術が受けられます。

顔のたるみに対する施術として有名なのが、フェイスリフトです。糸でたるんでしまった肌を引っ張り、改善を図ります。日帰りで受けられる手術なので、忙しい方にもおすすめですが、一方で効果が長持ちしないデメリットもあります。

その他、レーザー照射による施術や切るフェイスリフトなど、実はフェイスリフトといっても様々な改善方法があります。
どの施術が適切なのかは、現在の肌の状態や施術に期待する効果によっても変わります。真剣に顔のたるみに悩んでいる方は、まずはエイジングケアの専門家の在籍するクリニックへ直接相談してみることをおすすめします。

当院には、数々の施術を手がけてきた美容のスペシャリストが揃っています。そのため、お客様の状況を診て、一人ひとりに最適な施術をご提案いたします。自分でやっても改善が見込めない、どうしてもリフトアップをしたい、という方はぜひ当院へご相談ください。

 

※上記の記事の内容につきましては、個人差もあり、実際の施術内容と異なる場合もございます。 詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。

監修者:柳田 徹

監修者:柳田 徹

  • ・東京生まれ。
  • ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
  • ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
    大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。
  • 国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
    麻酔科、救命などを学ぶ。
  • 東京医科大学形成外科に入局。
    美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。
  • ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
  • ・仙台と札幌で院長職を務める。
  • Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
  • ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
  • ・美容、形成外科経験20年。

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