糸リフトが痛いのはいつまで?糸リフトが痛い期間や対処法を解説
公開日:2023/10/31 更新日:2026/02/19
糸リフトを受ける際は「糸リフトは痛いの?」「ダウンタイムはいつまで続く?」と不安を感じる方も少なくありません。痛みの強さや、痛い期間がどのくらい続くのかが分からないと、施術を受ける決断がしにくいものです。
糸リフトの施術中は局所麻酔を使用するため、強い痛みを感じにくい状態で施術を受けられます。一方、ダウンタイム中は痛みを感じることがあり、過ごし方によっては痛い期間が長引く場合もあります。
この記事では、糸リフトの痛みがいつまで続くのか時系列で解説し、ダウンタイム中の適切な過ごし方や痛いときの対処法もご紹介します。糸リフトを受ける前に、ぜひご一読ください。
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目次
糸リフトの痛みはいつまで続く?ダウンタイム中の痛みの経過
糸リフトのダウンタイム中は、傷口の炎症や糸の挿入部位の引きつれによって痛みを感じる場合があります。傷口はズキズキとした鋭い痛み、糸の挿入部分は鈍い痛みが特徴です。口を大きく開けたり、笑ったりすると痛みが増すこともあります。
痛みの経過を時系列で見ていきましょう。
施術当日〜翌日(痛みのピーク)
施術直後は麻酔が効いているため、あまり痛みを感じません。麻酔が切れる数時間後から、鈍い痛みや違和感が現れ始めます。この時期が痛みのピークとなることが多く、処方された痛み止めを服用して対処しましょう。
施術後2〜3日
痛みは徐々に軽減しますが、まだ違和感や圧迫感が残ります。口を大きく開けたり、笑ったりすると痛みを感じやすい時期です。
施術後4〜7日
多くの方は、この頃には痛みがかなり和らぎます。日常生活に支障がない程度まで回復する方がほとんどです。痛み止めを使わずに過ごせるようになる時期でもあります。
施術後1〜2週間
ほとんどの方が痛みを感じなくなり、引きつれ感や違和感も軽減します。ただし、触れるとチクチクする感覚は2〜4週間ほど残ることがあります。完全に痛みが気にならなくなるまでは、約1か月かかるケースが多いです。
糸リフトの施術後は痛み止めが処方されます。ダウンタイム中に痛みが強い場合は、処方された痛み止めを用法・用量を守って服用してください。
糸リフトの施術中の痛み
糸リフトは局所麻酔を行うため、強い痛みを感じにくい状態で施術を受けられます。ただし、施術の各段階で感じ方が異なります。
麻酔注射の痛み
麻酔を注射する際は、チクッとした痛みを伴います。注射の前に麻酔クリームや笑気ガスを使用できる場合もあるため、注射の痛みが心配な方はカウンセリング時に相談するとよいでしょう。
糸挿入時の感覚
局所麻酔後は痛みをほとんど感じませんが、糸を挿入する際に圧迫感や引っ張られる感覚が残ることがあります。施術中に強い痛みを感じた場合は、遠慮せず医師に伝えてください。麻酔の量が不十分だったり、麻酔が効きにくい体質だったりすると痛みが出ることがあるため、追加の麻酔で対応できます。
糸リフトのダウンタイム中に起こり得る症状

ダウンタイム中によく見られる症状は、腫れ・むくみ、内出血、引きつり感の3つです。それぞれの原因と経過を把握しておくと、術後に不安になりにくくなります。
腫れ・むくみ
傷口や糸を挿入した箇所が炎症を起こすことで、腫れが生じます。ダウンタイム中に痛いと感じる場合は、腫れが影響しているケースが多いです。
糸リフトの施術から1〜2週間ほどは、腫れたり熱をもったりします。時間の経過とともに落ち着きますが、腫れが治まらない場合はクリニックに相談してください。
むくみも同時期に起こることがあります。むくみの症状も1〜2週間で緩和しますが、施術時に使用する麻酔の量が多いと長引くこともあるため、気になる場合は担当医に確認しましょう。
内出血
糸リフトの施術時に皮下組織を引き上げる際、組織を傷つけることで内出血が起こる場合があります。強く押したり刺激を加えたりすると痛いため、なるべく触れないようにしましょう。
内出血が起こりやすいのは、こめかみと口元です。施術後2〜3日すると、こめかみや口元に緑色っぽいあざが出現し、時間が経つと黄色くなり、1〜2週間で消えます。内出血は目立ちにくいケースがほとんどで、メイクやマスクで隠すことも可能です。
引きつり感
頬や口元の引きつり感は、施術後2〜3日後に起こりやすい症状です。顔を動かす際に、引っ張られるような感覚や違和感を覚えるケースが多く見受けられます。肌のでこぼこを伴う場合もあります。
引きつり感は、糸が顔になじむまで続く可能性があり、1〜2週間で緩和していきます。完全に気にならなくなるまでには約1か月かかるでしょう。引きつり感が強すぎたり、肌のでこぼこが1か月を過ぎても落ち着かない場合は、糸の挿入に問題がある恐れがあります。早めにクリニックを受診してください。
糸リフトで痛いと感じやすい箇所

糸リフトで痛いと感じやすい箇所は、頭皮・こめかみ、口の中、頬の3か所です。痛みが生じる原因と治まるまでの期間を部位ごとに紹介します。痛みやすい箇所を知っておくと、術後に不要な心配をせずに済みます。
頭皮・こめかみ
頭皮とこめかみは、糸の挿入口となるため術後に痛みを感じやすい部位です。傷口は大きくありませんが、ズキズキとした痛みが残ることがあります。
施術から数日間は、手術痕の炎症による痛みを感じます。頭皮やこめかみの手術痕に触れると、細菌感染を起こす恐れがあるため、触れないようにしましょう。
口の中
糸リフトでは口の中を直接施術しません。しかし、口角や頬など口に近い部分を引き上げるため、口の中にも引きつり感や痛みが生じることがあります。
口の中の痛みは、糸が顔になじむにつれて徐々に治まります。1〜2週間で緩和し、約1か月で気にならない程度になるでしょう。まれに口の中から糸が出てくるケースがありますが、この場合は手術の不具合が考えられます。口内の粘膜が糸の先端で傷ついている場合は、すぐにクリニックを受診してください。
頬
頬は糸リフトで痛みを訴える方が多い部位です。皮下組織を引き上げるため、糸がなじむまでの間は引っ張られるような鈍い痛みが残ります。施術から約1か月で痛みは引いていきます。
糸リフト直後は、腫れが原因でズキズキとした痛みを感じることも珍しくありません。腫れによる痛みは1〜2週間で治まります。
頬骨の上
頬骨の上は皮膚が薄いため、痛みを感じやすい傾向があります。糸の引き上げ力が集中しやすい部位でもあるため、術後数日間は圧痛が残ることがあります。
糸リフトのダウンタイム中に痛いときの対処法
ダウンタイム中に痛みが出た場合は、以下の方法で対処できます。あらかじめ対処法を把握しておくと、いざ痛みが生じた際も落ち着いて行動できます。
痛み止めを服用する
痛みを感じたら、まずは処方された痛み止めを服用しましょう。こめかみや頭皮、糸を入れた頬の痛みは、痛み止めで治まることが多いです。医師の指示にしたがって用法・用量を守り、服用してください。
痛みが長引くことが心配な方は、施術前のカウンセリングでその旨を医師に伝え、痛み止めを多めに処方してもらうことも可能です。市販薬を自己判断で追加せず、処方分で治まらない場合は必ず医師に相談してください。
痛い箇所を冷やす
痛い箇所を冷やすと、炎症の緩和が期待できます。痛い箇所だけでなく、太い血管の通っている首を冷やすことも有効です。
冷やす際は、保冷剤をタオルに包んで軽く当てましょう。患部に直接当てたり、長時間冷やしすぎたりすると、凍傷や痛みの悪化につながる場合があります。1回あたり10〜15分を目安にしてください。
痛みを抑える糸リフト後の過ごし方
ダウンタイム中の痛みは、施術後の過ごし方を工夫することで軽減できます。以下の注意点を意識して過ごしましょう。
血流がよくなる行為を避ける
血流がよくなると、炎症や痛みを助長する恐れがあります。長風呂やサウナ、激しいスポーツのように身体を過度に温めたり動かしたりする行為は控えてください。
アルコールにも血行を促進する作用があります。糸リフトの痛みや腫れが落ち着くまでは、飲酒も避けましょう。
顔を大きく動かさない
施術後しばらくは、顔を大きく動かさないようにしましょう。顔を大きく動かすと引きつりが起こり、痛みが増します。糸リフト直後は糸がまだなじんでおらず、大きな動作で糸が外れる恐れもあります。
大きな口を開けて笑う、表情筋トレーニングを行うといった行為は避けてください。食事にも注意が必要です。硬くて咀嚼(そしゃく)回数が多いものは痛みを引き起こしかねないため、施術から1週間ほどは、やわらかい食べ物を選びましょう。
顔に触らない
頬や手術痕のこめかみ付近に触れると、細菌が侵入して痛みが悪化する場合があります。頬を触りすぎると糸がずれてしまう恐れもあるため、ダウンタイム中はなるべく顔に触れないようにしましょう。
顔のマッサージは、糸がなじむまでの間は禁物です。強く圧を加えたり摩擦したりしないでください。メイクはいつも通りしても問題ありませんが、傷口が完全にきれいになるまではファンデーションやコンシーラーを傷口に塗るのは控えましょう。
うつ伏せで寝ない
うつ伏せで寝ると、顔に圧がかかり痛みが増すことがあります。仰向けで寝る習慣をつけましょう。枕を少し高くすると、腫れの軽減にもつながります。
我慢できない痛みがある場合はクリニックへ
通常の痛みは1〜2週間で落ち着きますが、以下のような症状が現れた場合は早めにクリニックに連絡してください。
- 日ごとに痛みが強くなる
- 2週間以上経っても痛みが引かない
- 発熱を伴う
- 患部から膿が出る
- 異常な腫れが続く
これらの症状は感染症の可能性があり、早めの対処が必要です。痛み止めが効かないほどの強い痛みがある場合も、我慢せずにクリニックへ相談しましょう。受診の際は、痛みの程度や継続期間をメモしておくと、医師に的確に伝えられます。
糸リフトのリスク・副作用
糸リフトには、以下のリスクと副作用があります。施術を受ける前に把握しておきましょう。
| 症状 | 期間の目安 |
|---|---|
| 腫れ・むくみ | 施術後数日〜1〜2週間程度 |
| 内出血 | 1〜2週間程度で改善 |
| 痛み・違和感 | 数日〜1か月程度 |
| 引きつれ感 | 1〜2週間で軽減、約1か月で改善 |
| 感染症 | まれに起こる可能性あり |
| 左右差 | 完全な左右対称は困難な場合あり |
| 肌のでこぼこ | 1か月程度で改善するケースが多い |
施術後に気になる症状が現れた場合は、自己判断せずクリニックに相談してください。
糸リフトのメリットとデメリット
糸リフトにはメリットとデメリットの両方があります。施術を検討する際は、どちらも理解した上で判断しましょう。
メリット
糸リフトのメリットは、切開リフトよりも身体への負担が少ない点です。メスを使用せず、切開や縫合を行わないため、手術時間が短時間で済みます。手術痕が小さく傷の治りが早いため、1〜2週間ほどで傷痕が気にならなくなります。
デメリット
一方で、効果の持続期間が短い点がデメリットです。糸リフトのリフトアップ効果は、1〜1年半ほどで徐々に減少します。施術からしばらくすると、再びたるみやシワが出現するため、効果を維持するには定期的な施術が必要になる場合もあります。
こんな方には切開リフトが向いています
糸リフトは魅力的な施術ですが、次のような方には切開リフトのほうが適しています。
- 長期的にリフトアップ効果を得たい方
- たるみが目立つ方、深いシワが刻まれている方
切開リフトは、長期間効果が持続します。加齢によるたるみそのものは止められませんが、切開リフトを行うことで、何もしない場合と比較してたるみの進行を緩やかにする効果が期待できます。
たるみやシワの症状が強い場合は、糸リフトでは十分な効果が得られない可能性があります。切開リフトなら、糸リフトでは対応が難しい重度のたるみにも対応でき、根本的なエイジングケアが期待できます。
糸リフトの痛みに関するよくある質問
糸リフトの痛みについて、よくある疑問にお答えします。
施術後の痛みはいつまで続きますか?
強い痛みは術後2〜3日で落ち着き、1週間ほどで違和感レベルまで軽減します。触れるとチクチクする感覚は2〜4週間残ることがあり、完全に気にならなくなるまでは約1か月です。
糸リフトはどれくらい痛いですか?
施術中は麻酔が効いているため、強い痛みはほとんどありません。術後は鈍い痛みや違和感がありますが、処方薬で対処できる程度です。日常生活が送れないほどの痛みではありません。
痛みのピークはいつですか?
多くの場合、麻酔が切れる施術当日の夜から翌日が痛みのピークです。その後は日を追うごとに軽減していきます。
鎮痛剤はどのくらい服用しても大丈夫ですか?
当院では術直後から3日分を目安に鎮痛剤を処方しています。処方分で痛みが治まらない場合は、市販薬を自己判断で追加せず必ず医師にご相談ください。
糸リフトの施術後もずっと痛いときはどうすればいい?
施術から1か月が経過しても痛みが治まらない場合は、感染症を起こしている恐れがあります。すぐに施術を受けたクリニックを受診し、医師の診察を受けてください。1か月以内であっても、痛み止めが効かないほどの強い痛みがある場合は、早めの受診をおすすめします。
糸リフト後に笑うと痛いって本当ですか?
糸が顔になじんでいない時期は、笑った際に引きつり感や鈍い痛みを感じることがあります。痛みは施術から1〜2週間で軽くなり、1か月ほどで気にならなくなるでしょう。我慢できないほどの強い痛みが続く場合は、クリニックを受診してください。
仕事復帰はいつからできますか?
デスクワークであれば、施術翌日から復帰できる方が多いです。接客業など人前に出る仕事は、腫れが引く1週間後以降が目安になります。
痛みが強い場合はどうすればよいですか?
日ごとに痛みが強くなる、発熱や腫れが増す場合は感染の可能性があります。冷却や安静のみで対処せず、できるだけ早くクリニックへご連絡ください。
まとめ
糸リフトの施術中は局所麻酔を使用するため、強い痛みを感じにくい状態で施術を受けられます。術後の痛みは施術当日の夜から翌日がピークとなり、その後は徐々に軽減していきます。多くの方は数日〜1週間程度で日常生活に支障のないレベルまで回復し、約1か月で痛みが気にならなくなります。
痛みが2週間以上経っても引かない場合や、日ごとに痛みが強くなる場合、発熱や膿を伴う場合は感染症の可能性があります。処方された痛み止めで対処できないほどの強い痛みがある場合も含め、異常を感じた際は自己判断せず、早めにクリニックへ相談してください。
当院では、痛みへの不安にも丁寧にお答えしています。まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。
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※上記の記事の内容につきましては、個人差もあり実際の施術内容と異なる場合もございます。
詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。
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糸リフトについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
参考文献
監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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