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コラム

糸リフトのやり方は?糸リフトの仕組みや注意点を徹底解説

公開日:2023/10/31 更新日:2023/11/08
糸リフトのやり方は?糸リフトの仕組みや注意点を徹底解説

「糸リフトの施術方法は?」「いろいろな種類があるけど何が違うの?」一口に糸リフトといっても、施術の名前や種類がいろいろあります。糸リフトの施術の違いや、どれを選ぶべきかが分かりにくいですよね。クリニックを選ぶのも難しくなります。

糸リフトの施術方法は、ほとんどのクリニックで同じです。しかし、挿入する糸の種類や素材が異なります。どの糸を使うかによって、効果や持続期間が変化します。そのため、糸リフトで思うような効果を得るためには、糸の特徴を知ることが大切です。

そこで、糸リフトで使用する糸の種類や特徴をまとめました。糸の違いを把握しておくと、糸リフトの施術の種類やクリニックが選びやすくなります。

糸リフト施術のやり方

糸リフト施術のやり方

糸リフトは、肌を土台から引き上げるリフトアップ手術です。こめかみ付近から「コグ」というトゲ状の突起が付いた糸を挿入し、皮下組織に引っ掛けることで、頬やフェイスラインを引き上げます。

参考:第139回 日本美容外科学会学術集会

使用する糸の素材

糸リフトを受ける際は、使用する糸の素材にも注目しましょう。素材によって得られる効果や、効果が持続する期間が異なるからです。そこで、糸リフトで使用する糸の素材と特徴を、次の表にまとめました。

糸の素材 特徴
ポリジオキサノン(PDO)
  • 半年~1年で吸収される
  • コラーゲンを生成しやすい
ポリプロピレン(PP)
  • 非吸収糸
  • 伸縮性がなく引きつり感が強い
ポリカプロラクトン(PCL)
  • 柔軟性がある
  • 吸収されるまで2~3年かかる
ポリ乳酸(PLA)
  • たるみを引き上げる効果が大きい
  • 1年半ほどで吸収される
ポリエステル
シリコン
  • 非吸収糸
  • 吸収糸より効果が持続する

糸リフトで使用する糸には、「溶ける糸」と「溶けない糸」の2種類があります。溶ける糸は吸収糸、溶けない糸は非吸収糸と呼ばれます。

吸収糸は、数か月かけて徐々に身体に吸収されていくことが特徴的です。完全に溶けてなくなるまでは、約半年〜1年半かかります。反対に非吸収糸は、体内から勝手に消えてなくなることはありません。

吸収糸は柔軟性が高い素材でできている場合がほとんどで、しなやかな糸が自然にたるみを引き上げます。非吸収糸は、吸収糸より固い素材でできています。非吸収糸は、リフトアップ効果が大きく、効果の継続期間が長い反面、引きつり感が強くなりがちです。

糸リフトの効果

糸リフトの効果

糸リフトの主な効果は、次の3つです。

  • ・たるみの解消
  • ・小顔効果
  • ・肌の弾力アップ

糸リフトはたるみを引き上げるだけでなく、引き締まった輪郭やハリのある肌へと導くことも可能です。それでは、糸リフトによる効果を一つずつ解説します。

たるみの解消

糸リフトを行うと、たるみの解消効果が期待できます。たるみの原因は、皮下脂肪の多さや顔の筋力が低下することです。糸リフトは、皮下組織に糸を挿入し、筋肉や皮下脂肪を物理的に引き上げます。そのため、たるみを直接的に解消できます。

たるみ解消効果は、施術直後だけ感じるものではありません。施術後に腫れやむくみが引いていくことで、徐々に効果を実感します。腫れやむくみが完全に治まると、施術直後よりもたるみが気になりにくくなります。

小顔効果

糸リフトを行うと、輪郭を引き締めることによる小顔効果も得られます。顔が大きくなる原因の一つは、加齢による筋力不足です。筋力が不足すると顔の皮下脂肪を持ち上げられず、フェイスラインが崩れてしまいます。

しかし、糸リフトは、筋力が低下していても問題ありません。コグが皮下組織を引っ掛け、筋肉と皮下脂肪を一緒に引き上げます。

糸リフト後は、ぼやけていた輪郭がキュッとシャープになり、若々しい印象を与えることができるでしょう。

肌の弾力アップ

糸リフトには、肌の弾力をアップする効果も期待できます。糸を入れる際の傷が線維芽細胞を刺激して活動を促すことで、コラーゲンやエラスチンが産生されます。

コラーゲンとヒアルロン酸は、真皮層に十分な厚みを持たせる作用があり、ふっくらとした弾力ある肌に必要不可欠な成分です。小じわや痩せた肌の改善が期待できます。

また、コラーゲン・ヒアルロン酸と同時にヒアルロン酸も産生されます。ヒアルロン酸の効果によって、肌の潤いも実感できるでしょう。

糸リフトによる美肌効果は、すぐに実感できるものではありません。糸リフトの施術から約2か月をかけて、じっくりと効果が現れるでしょう。

糸リフトのダウンタイムの症状

糸リフトのダウンタイム中には、腫れやむくみなどの症状が現われます。そこで、ダウンタイム中に起こり得る症状と部位、症状が続く期間を表にまとめました。

ダウンタイム中の症状 症状が現れる部位 ダウンタイム期間
腫れ 頬、糸の挿入部 1~2週間
むくみ 顔全体 1~2週間
内出血 口元、糸の挿入部 1週間
引きつり感 頬、口元 1か月
痛み 顔全体、頬、糸の挿入部 1週間~1か月
皮膚表面のでこぼこ 1か月

糸リフトのダウンタイム中は、痛みを感じる場合があります。ダウンタイム中の痛みの原因は、頬や糸の挿入部の腫れや内出血、引きつり感などです。

症状が落ち着くにしたがって、痛みも緩和されます。痛みが強いときは、痛み止めを服用しましょう。

またダウンタイム中は、頬や口元に引きつり感を覚えたり、肌がでこぼこに見えたりすることもあります。これは、糸が顔になじんでいないために現われる症状です。

約1か月で落ち着くので、糸がなじむまで様子を見てください。

糸リフト後に気をつけること

糸リフトの施術後には、気をつけることがいくつかあります。ここでは、糸リフト後に注意すべき3つのポイントを紹介します。

  • ・顔へ刺激を与えない
  • ・血流がよくなるような行動は避ける
  • ・うつ伏せで寝ない

上記のポイントを押さえて、糸リフト後も快適に過ごしましょう。

顔へ刺激を与えない

糸リフトの施術後は、顔へ刺激を与えないようにしましょう。糸リフト後の1〜2週間は、特に刺激に注意して過ごしてください。顔へ強い刺激を与えると、ダウンタイムが長引いたり、糸が安定しにくくなったりするからです。場合によっては、頬に挿入した糸が切れてしまう可能性もあります。

顔への刺激となり得るのは、顔のマッサージや顔を大きく動かすことなどです。糸リフトの施術直後は、咀嚼回数が多くなりがちな固い食べ物を避け、柔らかいものを口にすることをおすすめします。

血流がよくなるような行動は避ける

糸リフト後は、血流がよくなるような行動を避けてください。血流がよくなると、傷口の腫れや炎症が悪化する恐れがあるからです。また、血流がよくなり汗をかくと、傷口に汗が付着して強い痛みや細菌感染を引き起こす可能性もあります。

糸リフト後に避けるべき行動は、長時間の入浴やサウナ、激しいスポーツ、飲酒などです。ダウンタイムの症状が落ち着くまでは、安静に過ごすことをおすすめします。

もし糸リフトの施術後に血流がよくなり、腫れや痛みが悪化した場合は、冷やしたり痛み止めを服用したりして対処してください。

うつ伏せで寝ない

糸リフト後は、寝る際の姿勢にも注意が必要です。うつ伏せの姿勢は顔が圧迫されるため、腫れやむくみが悪化したり、糸がずれたりする可能性があります。

うつ伏せと同じく、横向きの姿勢もおすすめできません。糸リフトの施術後に就寝する際は、仰向けの姿勢で寝るとよいでしょう。

腫れやむくみが落ち着くのには、1〜2週間かかります。糸リフトの施術後1〜2週間は、寝る姿勢に気を配り、仰向けで寝ることを心がけましょう。

糸リフトの3つのメリット

糸リフトを受けるメリットは、以下の3つです。

  • ・ダウンタイムが短い
  • ・傷跡が目立ちにくい
  • ・メスを使わずに手術する
  • ・施術直後に効果が感じられる

ダウンタイムが短い

糸リフトのメリットは、ダウンタイムが短いことです。糸リフトのダウンタイムの強い症状は、1〜2週間で治まります。

また、顔に残る違和感や痛みも、1か月ほどで気にならない程度にまで落ち着きます。糸リフトと比較されがちな切開リフトのダウンタイム期間は、約2〜3か月です。

糸リフトは、切開リフトの半分ほどの短期間で違和感や痛みが緩和されます。

糸リフトは、手術の翌日から普段通りに近い生活を送れるため、仕事や学校に支障が少ないのも嬉しいポイントです。

傷跡が目立ちにくい

手術の傷跡が目立ちにくいことも、糸リフトのメリットです。糸リフトで頬を引き上げる糸は、こめかみや髪の生え際から、細い針を使って挿入します。

そのため、傷跡は小さな注射の跡くらいの大きで済みます。糸リフトの施術の傷跡は切開リフトの傷跡に比べて目立ちづらく、治りが早いです。

糸リフトの手術後、傷跡はかさぶたになり、1〜2週間で綺麗になります。傷跡が気になる場合は、メイクやばんそうこうで隠すことができます。

メスを使わずに手術する

糸リフトのメリットには、メスを使わずに手術できることも含まれます。メスで切開しないので、傷跡が小さく、手術後の回復が早いことが特徴的です。

メスを使用する手術や、手術後の傷跡や痛みに不安を覚える人には、大きなメリットといえるでしょう。

糸リフトの手術には細い針を用いるので、切開リフトのように全身麻酔を使用することはほとんどありません。小規模な手術で麻酔の使用量が少ない分、糸リフト後にむくみが残る期間が短いことも利点です。

施術直後に効果が感じられる

糸リフトには、施術直後から効果が実感できるメリットもあります。例えば、ダイエットや化粧品などでたるみをケアする場合は、効果を得るのに2〜3か月は必要です。

しかし糸リフトは、たるみやもたつきが気になる部分を施術後すぐに引き上げられます。短期間で見た目の変化が欲しい人にはぴったりな施術です。

施術から1〜2週間は腫れやむくみが起こる可能性がありますが、口角や頬の位置が高くなったことが確認できます。腫れやむくみが完全になくなると、より引き締まった印象になるでしょう。

糸リフトの2つのデメリット

糸リフトは大がかりな手術が必要なく、ダウンタイムが短いなどの魅力的なメリットがある反面、デメリットもあります。糸リフトを受ける際は、次のデメリットにも目を向けなくてはいけません。

  • ・効果の持続期間が短い
  • ・切開リフトよりリフトアップ効果が得づらい

デメリットの詳細を解説します。

効果の持続期間が短い

糸リフトのデメリットは、リフトアップ効果の持続期間が短いことです。糸リフトの効果は、数年にわたって続くものではありません。

溶ける糸を使用した際の効果の継続期間は、約半年〜1年半です。一方で溶けない糸は、約2〜3年リフトアップ効果が持続します。

リフトアップ効果がなくなったら、再度糸の挿入が必要です。切開リフトに比べると、短期間に何度も施術しなくてはいけません。

メンテナンスの手間をかけたくない人にとっては、少し面倒に感じるでしょう。施術にかかる総額が高くつく恐れがあることも考慮しなくてはいけません。

切開リフトよりリフトアップ効果が得づらい

糸リフトの2つ目のデメリットは、切開リフトに比べてリフトアップ効果が得づらいことです。

特にたるみが強かったり皮下脂肪が厚かったりする場合は、糸リフトでは十分な効果が期待できない恐れがあります。

糸リフトは、余分な皮膚や皮下脂肪を取り除くことができないからです。強いたるみや厚い皮下脂肪が原因でたるんでいるときは、切開リフトがおすすめです。

糸リフトを検討している人は、自分のたるみの状態を確認しましょう。自分で判断が難しいときは、フェイスリフトを扱うクリニックでカウンセリングを受けてください。

糸リフトに関するよくある質問

糸リフトに関するよくある質問に答えます。

  • ・糸リフトの失敗にはどんなものがある?
  • ・糸リフトは痛いって本当?

糸リフトを受ける前に気になる点を解消すると、施術の不安を払拭できるでしょう。それでは、一つずつ解説します。

糸リフトの失敗にはどんなものがある?

糸の挿入位置がずれていたり深すぎたりすると、施術後に強い引きつりや肌のでこぼこを感じる場合があります。引きつり感や肌のでこぼこは、ダウンタイム中に起こりやすい症状です。

ほとんどは施術後1か月ほどで落ち着きます。しかし、糸リフトの施術から1か月以上が経過しても症状が治まらないときは、手術の失敗が考えられます。

手術の失敗かどうかは、自己判断はできません。医師の診察が必要です。糸リフト後に引きつり感や肌のでこぼこが長く続いたら、施術したクリニックを受診しましょう。

診察時に症状や経緯を正確に伝えられるよう、経過を記録することをおすすめします。

痛みの程度や、毎日の変化などをスマホにメモしておいてください。肌のでこぼこは、写真に収めておくと経過が分かりやすいでしょう。

糸リフトは痛いって本当?

糸リフトの施術中は麻酔を使用するため、痛みを緩和できます。局所麻酔をする際は、チクッとした刺激を感じるかもしれません。麻酔を注射するときの痛みが心配な人は、麻酔クリームや笑気麻酔などの使用ができるか医師に確認しましょう。

糸リフトのダウンタイム中は、腫れや内出血、引きつり感による痛みを感じます。痛みの程度には個人差があり、施術直後でもあまり気にならないケースも少なくありません。

ダウンタイム中の腫れや内出血による痛みは、1〜2週間をかけて次第に和らぎます。引きつり感が原因の痛みは、1〜2週間で気になりにくくなりますが、完全に治まるまで約1か月かかります。

痛みが強い場合は、痛み止めを服用しましょう。痛み止めで痛みが治まらないときは、施術したクリニックに相談してください。

リフトアップには切開リフトもおすすめ

顔のリフトアップができる外科手術は、糸リフトだけではありません。切開リフトも選択肢に加えましょう。強いたるみがあったり、皮下脂肪が厚かったりする場合は、切開リフトがおすすめです。

切開リフトはリフトアップ効果が大きく、施術の効果が長く継続します。余分な皮膚や皮下脂肪を取り除くことができるため、すっきりとした印象に仕上がります。

切開リフトのリフトアップ効果の継続期間は、約5〜10年です。長期間にわたってすっきりとした輪郭を維持したい人は、切開リフトも検討しましょう。

フェイスリフトは恵比寿美容外科へご相談ください

糸リフトの施術方法は、どのクリニックでも大きく変わることはありません。こめかみや髪の生え際から糸を挿入し、皮下組織に引っ掛けて顔を引き上げます。

施術方法は似ていても、使用する糸の種類や素材はクリニックごとに異なります。そのため、求める効果に合った糸を使用するクリニックを選ぶことが大切です。

たるみが強かったり、数年単位でリフトアップ効果を得たかったりする人は、切開リフトも検討しましょう。切開リフトを受ける場合は、切開リフト専門クリニックの恵比寿美容外科にご相談ください。

無料カウンセリングも実施しています。まずは、たるみの状態や自分に合う施術方法を相談してみましょう。

※上記の記事の内容につきましては、個人差もあり、実際の施術内容と異なる場合もございます。詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。

監修者:柳田 徹

監修者:柳田 徹

  • ・東京生まれ。
  • ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
  • ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
    大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。
  • 国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
    麻酔科、救命などを学ぶ。
  • 東京医科大学形成外科に入局。
    美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。
  • ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
  • ・仙台と札幌で院長職を務める。
  • Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
  • ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
  • ・美容、形成外科経験20年。

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