こめかみリフトのメリットやダウンタイムについてご紹介
公開日:2019/05/15 更新日:2024/06/07目次
フェイスリフトについて
フェイスリフトは皮膚を切開し、皮膚や皮下脂肪の下にあるSMAS(表情筋を覆う膜)をしっかり引き上げます。
ただ、SMASはリガメントというじん帯で骨とつながっているので、つながったまま引き上げてもすぐにもとに戻ってしまいます。
そこで、リガメントを切った上でSMAS引き上げ、余った皮膚を切除して縫合します。
これにより、顔のたるみを根本的に改善することができるので、若返り効果が非常に高い治療法といえます。
こめかみリフトの特徴
フェイスリフトの中には、トータルリフトといって、額から頬、あご、首までの広い範囲を対象に行うものもありますし、頬やあごなど下顔面を中心に行うものやこめかみ部分を切開し、目元の改善を主としたものなど局所的なフェイスリフトもあります。
ここでは、フェイスリフトの中でも手軽にできるこめかみリフトについて詳しく見ていきます。
こめかみリフトのメリット
キズが目立たない
こめかみリフトの大きなメリットとしては、キズが目立たないということです。
耳周辺を切開するフェイスリフトの場合、髪を耳にかけた際に縫合した部分が見えてしまうのではないかと不安に感じる患者様が多くいます。
しかし、こめかみリフトは頭髪内で縫合を行うため、キズは基本的に髪に隠れており、他の人からの視線も気になりにくいです。
目元のたるみやゴルゴ線にも効果がある
こめかみリフトは頬のたるみにももちろん効果はありますが、主な改善は目元になります。垂れ下がってしまった目じりや眉じりを引き上げ、治療が難しいとされているゴルゴ線にも効果を発揮することができます。
体にかかる負担が少ない
こめかみリフトは切開範囲が小さめなので、他のフェイスリフトに比べると、腫れが少なく、ダウンタイムは短めです。
まったく腫れないというわけではありませんが、先ほども説明したように、頭髪内で縫合を行うため、腫れても周囲の人からわかりにくいです。
また、こめかみリフトの場合は局所麻酔となります。
治療に要する時間も場所によって異なりますが、1時間~2時間ほどとそこまで長くないので、半日あれば余裕をもって治療を行うことができます。
こめかみリフトのデメリット
キズあとは消えるわけではない
これはこめかみリフトに限ったことではありませんが、フェイスリフトによって生じたキズあとは時間の経過にともなってわからなくなるほど自然になじんではいきますが、消えることはありません。
髪が生えにくくなる
頭髪内で縫合した場合、その部分だけ髪の毛が生えにくくなることがあります。
左右差が生じる
こめかみリフトの仕上がりによっては、左右差が生じる可能性があります。
どのフェイスリフトにおいても起こりうることではありますが、特に顔の印象に大きくかかわる目元の治療なので、ちょっとした左右差を感じやすいところかもしれません。
左右のバランス、リフティングの程度などは医師の技術によるところですので、経験豊富な医師がいる機関を選ぶ必要があります。
目がつりあがる
頬やあごなど下顔面中心のフェイスリフトの場合、目がつりあがるということはほぼありません。
ただ、目元のたるみを中心に改善するためのこめかみリフトに関しては、手術直後に鏡を見るとつりあがりすぎと感じてしまうことも。
ダウンタイムが終了するころには自然になります。
よくある質問
よくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
こめかみリフトとはどんな施術ですか?
こめかみ部分を切開し、目尻の皮膚のたるみ、目尻が下がった印象を改善する手術です。
局所的なフェイスリフトのため、大掛かりな手術は避けたいという方におすすめのフェイスリフトです。
当院は「切るフェイスリフト」専門クリニックとして、治療実績も多くあります。少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
こめかみリフトのデメリットは何ですか?
デメリットは主に4つあります。
・傷跡は消えるわけではない
・髪が生えにくくなる
・左右差が生じる
・目がつりあがる
しかし、こめかみリフトはキズが目立ちにくく、ダウンタイムも短いので、フェイスリフトに興味はあるけど、周りの人には気づかれたくない、大掛かりな手術は避けたいという方におすすめのフェイスリフトです。 当院でもこめかみリフトの手術をおこなっていますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
トータルリフトのように、治療範囲が広ければそれだけしっかり効果を感じられますが、その分ダウンタイムが長くなったり、費用が高くなってしまう傾向にあります。
さらに、切開範囲が広いとなれば全身麻酔を行い、時間をかけて治療を行っていく必要があるので、なかなか踏み出せない方も多いと思います。
そういう方に検討していただきたいのが、こめかみリフトのような局所的なフェイスリフトです。
局所的と言いつつ、目元のたるみが改善されるだけで全体的に若返ったような印象になります。こめかみリフトはキズが目立ちにくく、ダウンタイムも短いので、フェイスリフトに興味はあるけど、周りの人には気づかれたくない、大掛かりな手術は避けたいという方におすすめのフェイスリフトです。
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※上記の記事の内容につきましては、実際の施術内容と異なる場合もございます。
詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。
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監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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