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コラム

ほうれい線にボトックスは効果がない?効果的な治療法とは

公開日:2019/09/04 更新日:2021/07/23

代表的なエイジングサインとも言われるほうれい線。あまりにもくっきり目立ってしまう場合には、専門機関での治療を検討している方もいると思います。
ほうれい線の治療法はいろいろありますが、その一つであるボトックスはせっかく行っても効果が得られないことがあるのです。

ほうれい線について

ほうれい線はしわのようにも見えますが、実はしわではありません。正式には「鼻唇溝(びしんこう)」といい、口角が上がったときに生じる“溝”のことです。
年齢を重ねることで目立ってくる印象がありますが、ほうれい線は生まれたときからあります。

ほうれい線の種類

ほうれい線は主に4種類

ほうれい線といっても実はみんな同じではなく、人によって目立ってしまう原因が異なります。ほうれい線の種類には、主に以下の4つがあります。

皮膚たるみ型

加齢によって肌のハリや弾力が低下する、もしくは頬の皮下脂肪が減少することで皮膚がたるんでしまうことで、ほうれい線が目立つタイプです。たるみであることから仰向けになった状態で鏡を見るとほうれい線が薄くなります。
ほうれい線の多くはこの皮膚たるみ型と言われています。

筋肉型

顔には多くの表情筋が張り巡らされているのですが、そのうち鼻と頬の境目あたりにある表情筋が発達しすぎることでほうれい線が目立つタイプです。筋肉が発達すると硬くなり、長い筋のようなほうれい線になります。
このタイプは仰向けになってもほうれい線に変化はありませんが、笑ったときにかなり深くなる傾向にあります。

骨くぼみ型

小鼻の周辺の骨があまり出っ張っていないことからほうれい線が目立ってしまうタイプで、アジア人に多いと言われています。
生まれつき小鼻の周辺の骨が出っ張っていないという方もいますが、多くは加齢によって骨が萎縮し、ほうれい線が目立つようになります。
このタイプの特徴として、仰向けになったとき、特に表情を作っていないときもほうれい線に変化はなく、ほうれい線の上のほうがくぼんでいます。

混合型

皮膚のたるみと骨のくぼみなど複数の要因が重なることでほうれい線が目立ってしまうタイプです。混合型は若い人よりも30代後半以降の人に多いと言われています。

ほうれい線の治療法

ほうれい線の治療法には、フェイスリフト手術・注射・光、レーザーなどがあります。
フェイスリフト手術の場合は、皮膚を切開し、皮膚と筋肉を一緒に持ち上げ、たるみを除去して縫合するものと特殊な糸を皮下に入れて引き上げるものの2種類があります。

注射による治療はヒアルロン酸とボトックスがあります。

光、レーザーは種類が多いのですが、特にほうれい線にアプローチできるものとして、高周波を用いたサーマクール、超音波を用いたダブロなどが挙げられます。

タイプにあった治療法でないと効果は得られない

先ほど説明したように、ほうれい線と言っても種類があるので、適した治療法を選択しないと、思っていた効果が得られないことがあります。
種類ごとに最適な治療法は以下のようになっています。

皮膚たるみ型:フェイスリフト手術・ヒアルロン酸・光、レーザー
骨くぼみ型:ヒアルロン酸
筋肉型:ボトックス・ヒアルロン酸
混合型:フェイスリフト手術・ヒアルロン酸・光、レーザー

たとえば、皮膚のたるみから目立つほうれい線に、ボトックス注射を行ってもあまり変化は見られません。というのも、ボトックス注射は筋肉の層にボツリヌス菌を入れることで、表情筋の動きを抑えるものです。つまり、筋肉型のほうれい線であれば一定の効果が期待できます。

また、ヒアルロン酸注入治療がかなり万能な印象を受けますが、ヒアルロン酸の効果は永久ではありません。じょじょに体内へと吸収されてしまうので、皮膚たるみ型や混合型のほうれい線を根本的に治療することは難しいのです。

ボトックス注射とは?

ボトックス注射とは、ボツリヌストキシン製剤を使用した施術法です。

ボツリヌストキシン製剤には、ボツリヌス菌が作り出すA型ボツリヌス毒素の成分が使われ、神経伝達物質の分泌を抑制する作用があります。

毒素と聞くと怖いイメージがありますが、製造段階で毒素が分解・精製されていますので体に害はありません。

ボトックス注射は、この作用を利用し、筋肉の動きを緩めることで、表情じわやエラ張りといった症状を治療します。

施術にかかる時間は施術部位によって変わりますが、大体10~15分程度です。

短時間で施術できるため入院の必要はなく、施術後すぐにメイクもできます。

施術の持続効果については個人差がありますが、1回の施術で大体3~4ヶ月ほど持続します。

効果は永久的に続くわけではありませんので、術後の状態を維持するには、定期的に施術をうける必要があります。

ボトックス注射の効果

ボトックス注射は、さまざまなお悩みを解決できます。

ここでは、ボトックス注射で改善が期待できる8つのことを紹介します。

1.表情じわの改善・予防

表情をつくるときに動かす筋肉のことを表情筋といい、表情じわはこの表情筋の動きによって作られます。

ボトックス注射を表情筋に打つことによって、筋肉の動きを緩めて表情じわをできにくくします。

加齢や紫外線によるダメージを受けたことによって、顔に刻まれたしわはだんだん元に戻りにくくなります。

この場合も、ボトックス注射を打つことで、しわの進行を食い止める予防効果が期待できます。

2.エラ張りの改善

食べ物の咀嚼や歯の食いしばりなどが原因で、顎にある咬筋が発達します。

発達すると、エラが横に張り出して、顔全体を大きく見せてしまいます。

咬筋にボトックス注射を打つことで、筋肉の張りを緩めてエラを目立たなくします。

これにより小顔効果も期待できます。

3.小鼻の膨らみ改善

「小鼻が膨らんでいる」「笑ったときに小鼻が横に広がる」といった悩みに、ボトックス注射が有効な場合もあります。

小鼻周辺にある上唇鼻翼挙筋・鼻孔開大筋の発達が原因であれば、この筋肉に注射を打つことで小鼻の膨らみや横への広がりを抑えて、目立たなくすることができます。

4.ガミースマイルの改善

ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎が大きく見えてしまう状態をいいます。

ガミースマイルになる原因はいくつかありますが、上唇挙筋の過度な発達によるものであれば、ボトックス注射は効果的です。

この筋肉へ注射することで、上唇を持ち上げる上唇挙筋の動きを緩めて、歯茎を見えにくくします。

5.肩こりの改善

長時間のデスクワークや運動不足によって生じる肩こりは、日常生活に支障をきたす場合もあります。

原因はうなじから背中にかけて広がる僧帽筋の過度な緊張によるものです。

この僧帽筋の数か所にボトックス注射を打つことで、筋肉の緊張を緩和し肩こりを改善します。

6.美脚効果

普段からスポーツをしたりヒール靴をよく履くと、ふくらはぎにある腓腹筋が発達してきます。

ふくらはぎが横に張り出す、いわゆる「ししゃも足」になってしまうと、足が太く見えてバランスが悪くなります。

この場合、腓腹筋にボトックス注射を打つことで、筋肉が徐々に痩せて腓腹筋の張りが目立たなくなり、美脚効果が期待できます。

7.多汗症・ワキガの改善

汗が気になる箇所へボトックス注射を打つことにより、発汗を促す神経伝達物質を抑制します。

これにより、汗の量が抑えられるので多汗症が改善されます。

また汗の量が減ることで、汗が原因で発生するワキガ臭も改善されます。

8.花粉症の治療

花粉症になると副交感神経が活発になり、鼻水や目のかゆみといったアレルギー反応がでます。

鼻腔内の鼻粘膜にボトックスを浸透させることで、副交感神経の働きを抑えアレルギーによる症状を緩和します。

注射は使用しないため、痛みがありません。

ほうれい線治療の副作用

前項で紹介したようにさまざまな悩みを改善できるボトックス注射ですが、副作用も存在します。

ほうれい線にボトックス注射を打つと、効果が得られない可能性があるだけでなく、顔下半分の筋肉が緩んで表情が作れないといった副作用が報告されています。

たとえば笑ったときに、顔上半分では目元で笑顔をつくれるのですが、顔下半分はほうれい線周辺の表情筋が弛緩しているため口角がもち上がらず、違和感のある笑顔となってしまいます。

また、ほうれい線をとるために、小鼻の横にボトックス注射を打つケースもあるようです。

この場合だと、小鼻の横にある筋肉が弛緩することで鼻の下が伸びてしまい、口元が常におちょぼ口のような状態になってしまいます。

さらにこの状態で笑うと、鼻の下が伸びたまま口角だけが真横に持ち上がるため、アヒルのような引きつった笑顔となります。

ボトックス注射には、筋肉を弛緩させて動きを抑える作用がありますので、表情じわのような筋肉の動きによってできるシワには効果があります。

しかし、たるみによるほうれい線のしわは、そもそも筋肉の動きによってできたしわではないため、ボトックス注射をしても効果がないのです。

それどころが、先述のような副作用がでてしまい、日常生活に大きな影響を与えてしまいます。

このため、たるみによるほうれい線治療にボトックス注射はおすすめできません。

まとめ

ほうれい線は生まれたときからあるもので、加齢によって表れるしわではありません。目立ってきてしまう要因は大きく4つあり、多くは皮膚たるみ型か混合型です。
口元や首のしわ治療として有効なボトックス治療はあくまで顔の筋肉に作用するものなので、たるみからくるほうれい線にはあまり効果がありません。皮膚たるみ型の場合はフェイスリフト手術を、混合型の場合はフェイスリフト手術で引き上げる+くぼんでしまった部分にヒアルロン酸を入れると言った治療法が効果的といえます。

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※上記の記事の内容につきましては、実際の施術内容と異なる場合もございます。

詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。

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監修者:柳田 徹

監修者:柳田 徹

  • ・東京生まれ。
  • ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
  • ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
    大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。
  • ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
    麻酔科、救命などを学ぶ。
  • ・東京医科大学形成外科に入局。
    美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。
  • ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
  • ・仙台と札幌で院長職を務める。
  • ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
  • ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
  • ・美容、形成外科経験20年。

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