医療ハイフの効果とは?メリット・デメリット、持続する期間についても解説
公開日:2023/02/26 更新日:2024/07/11メスを使うことなく、短時間でリフトアップができる医療ハイフ。痛みも少なく、ピンポイントで施術ができることから、試してみたいという方もいるでしょう。
しかし、手軽にできるとはいえ、医療ハイフも美容医療の一種なので、それなりに費用もかかります。そのため、どのくらいの効果があるか、持続期間がどのくらいあるのかなど、きちんと知っておくことが大切です。
本記事では医療ハイフの効果やメリット・デメリット、持続期間などを詳しくまとめました。医療ハイフの仕組みについてもわかるので、ぜひ参考にしながら受けるかどうか検討してみてください。
目次
ハイフとは?
医療ハイフとは、高密度の超音波を皮膚に照射してシワやたるみを改善する治療法です。高密度焦点式超音波治療法とも呼ばれます。
もともと前立腺がんを治療するために開発された機器を、美容医療に転用しているので、エステハイフより高い効果を期待できる点が魅力です。
ここでは医療ハイフの仕組みやエステハイフとの違いを詳しく解説します。医療ハイフに興味がある方は、きちんと仕組みを理解してから、自分に合っているのか検討しましょう。
ハイフの仕組み
ハイフは点状に集中させた高密度の超音波を皮膚に照射する治療法です。超音波の影響で皮下組織や筋層が凝固したり、固縮する作用を利用したりしてシワやたるみを改善します。顔はもちろんのこと、お腹周りや太ももなど身体全体に施術が可能です。
また、熱エネルギーの刺激により、肌のターンオーバーが活性化するメリットもあります。
ハリや弾力のある肌に必要なエラスチンやコラーゲンなどの生成も促す点も大きなポイントです。施術は30分程度で完了し、身体への負担も少ないことから、手軽に受けられるエイジングケアとして人気があります。
医療ハイフとエステハイフの違い
基本的に医療ハイフとエステハイフは、効果を得る仕組み自体は同じです。どちらも気になる部位に超音波を照射することでシワやたるみを改善します。医療ハイフとエステハイフの違いは下記を参考にしてください。
- ・施術者
- ・採用機種
- ・持続期間
クリニックとエステサロンでは施術者が異なるため、使用できる機種に違いがあります。医療資格を持つ者と持たない者では、使用できる出力レベルが異なるからです。エステハイフは施術者がエステシャンなので、出力レベルは医療行為にあたらない範囲内と決まっています。
医療ハイフは施術者が看護師になるため、出力レベルに関係なく、さまざまな機種を使用できます。医療機関なら万が一肌トラブルが起こった場合には、医師が常勤しているため、迅速に対応できる点も大きなメリットです。
また、効果の持続期間も少し異なります。個人差はありますが、エステサロンは2か月~3か月程度ですが、医療ハイフなら6か月~1年程度効果を維持できる機種があります。効果を維持したいのなら、定期的にハイフを受ける必要があるため、医療ハイフのほうが優れているといえるでしょう。
ハイフはどのような人に向いているか
ハイフが向いている人は下記のような方です。
- ・メスを使う施術には抵抗がある
- ・手軽に短時間でリフトアップがしたい
- ・周囲からバレずにシワやたるみを改善したい
ハイフはメスを使わないため、ダウンタイムが少ない点も魅力です。何日も休みをとる必要がないため、周囲の人に美容医療を受けたとバレる心配もありません。
また、施術部位にもよりますが、顔全体を施術しても30分程度の短時間で終わるため、1日休みがあればシワやたるみの治療ができます。初めての美容医療でメスや注射を使う施術はハードルが高いと感じる方は、手軽にできる医療ハイフがおすすめです。
医療ハイフの効果5つ
医療ハイフは高密度の超音波を皮膚に照射するだけですが、さまざまな効果が期待できる治療法です。主に医療ハイフで期待できる効果には5つあります。
- 1.ほうれい線や目元などのたるみ改善
- 2.フェイスラインの改善
- 3.脂肪溶解効果
- 4.美肌・肌質改善
- 5.タイトニング効果
ここでは医療ハイフで期待できる効果を詳しく解説します。医療ハイフは美容医療のなかでは安価なほうですが、それでも費用は1万円〜10万円程度必要です。そのため、ほしい効果が得られるか、きちんとチェックしてから検討しましょう。
①ほうれい線や目元などのたるみ改善
医療ハイフは幅広い悩みに対応ができます。ほうれい線や目元のたるみはもちろん、身体の引き締めにも効果が期待できます。他にも医療ハイフで効果が期待できる症状を下記にまとめました。
- ・シワ
- ・くすみ
- ・二重アゴ
- ・くすみ
- ・乾燥肌
- ・毛穴の開き
- ・身体の引き締め
医療ハイフは出力レベルが高いため、施術後すぐに効果を実感できる方がほとんどです。ピンポイントで気になる部位のみの照射もできるため、コンプレックスだけを無駄なく改善できます。
②フェイスラインの改善
医療ハイフならフェイスラインのたるみを改善する効果が期待できます。医療ハイフは出力レベルが高いため、超音波が皮膚組織であるタンパク質にまで伝わります。するとタンパク質が変化して、皮膚の組織が収縮するため、引き締め効果が高まるのです。
その結果、たるみが改善し、フェイスラインもスッキリします。また、顔のラインがハッキリすることで、小顔効果が得られる点も大きなメリットといえるでしょう。
③脂肪溶解効果
医療ハイフには、脂肪溶解の効果も期待できます。脂肪層に熱エネルギーが届くことで、脂肪細胞が破壊され、溶けた脂肪が体外へ排出されるのです。基本的に破壊された脂肪細胞は元に戻る可能性が少ないため、リバウンドを心配する必要もありません。
そのため、フェイスラインや二の腕のみなど、部分的に痩せたいのなら、医療ハイフは手軽な方法といえるでしょう。
④美肌・肌質改善
医療ハイフには美肌・肌質改善の効果も期待できます。高密度の超音波が皮膚内部に照射されることで、コラーゲンやエラスチンなどの生成が促進されるからです。そのため、肌にハリやツヤ、弾力が生まれ、美肌や肌質の改善につながります。
また、コラーゲンやエラスチンが増えることで、毛穴の開きや乾燥による肌荒れも改善される可能性があります。そのため、医療ハイフは幅広い肌の悩みに対応できる治療法といえるでしょう。
⑤タイトニング効果
医療ハイフではタイトニング効果も期待できます。タイトニングとは熱ダメージにより、傷ついた皮膚が元の状態に戻ろうとして組織収縮することです。タイトニング効果により、開いた毛穴もキュッと引き締まり、若々しい印象の肌になります。
メイクの乗りが良くなるのはもちろん、毛穴に皮脂や汚れが詰まりにくくなるので、肌トラブルのリスクが軽減する点も大きなメリットです。
医療ハイフのメリット
医療ハイフは引き締め効果以外に、美肌・肌質改善、タイトニングなど、さまざまな効果が期待できます。施術自体もメスを使う治療に比べて、肌への負担が少ない点も魅力です。
- ・痛みが少ない
- ・傷が残らない
- ・施術時間が短い
- ・ピンポイントで治療ができる
ここでは医療ハイフ施術のメリットを4つ紹介します。美容医療が初めての方でも受けやすい施術なので、ぜひチェックしてみてください。
①痛みが少ない
医療ハイフは、比較的痛みが少ない施術です。高密度の超音波を気になる部位に照射するだけなので、メスを使う施術とは異なり、基本的に麻酔も必要ありません。ダウンタイムも少ないので気軽に受けられる点がメリットです。
ただ、痛みの感じ方には個人差があるので「痛みが怖い」という方は出力を下げたり、麻酔クリームを利用したりもできます。麻酔が効くまでに時間がかかるので、使用したい場合は事前に医師や看護師に伝えておくとよいでしょう。
②傷が残らない
医療ハイフは高密度の超音波を照射する治療法なので、傷跡が残らない点も大きなメリットです。メスを使う施術なら切開跡が残るケースがありますが、医療ハイフは少々赤みが出る程度でダウンタイムもほとんどありません。
そのため、医療ハイフなら周囲に知られることなく、手軽に受けられます。また、赤みが出てもメイクで隠せる程度なので、長期の休暇を取る必要がない点も魅力です。
③施術時間が短い
医療ハイフは、短い時間で施術ができる点もメリットです。たとえば顔全体の引き締めをしたとしても、30〜40分程度で施術が完了します。
施術後はすぐにメイクもできるので、エステを受けに行く感覚で施術が受けられます。短時間で終わるため、仕事や育児で忙しい方にも医療ハイフはおすすめです。
④ピンポイントで治療できる
医療ハイフには、目元用や広範囲用など複数のカードリッジもあるのが一般的です。カートリッジの数や使用できる部位は機種によって異なります。
しかし、最近では目元や眉下など細かい部位にも照射できるものが増えています。気になる部位のみをピンポイントで施術できるので、1部位だけなど費用を抑えて医療ハイフを受けることも可能です。
医療ハイフのデメリット
医療ハイフにはたくさんのメリットがあります。しかしデメリットがあるのも事実です。
- ・紫外線(UV)の影響を受けやすい
- ・火傷の可能性もある
- ・施術を受けられない場合もある
ここでは医療ハイフのデメリットを詳しくまとめました。医療ハイフのデメリット部分もきちんと理解してから、施術を受けるか検討しましょう。
①紫外線(UV)の影響を受けやすい
医療ハイフは紫外線の影響を受けやすいデメリットがあります。術後は肌の水分量が減少するため、乾燥しやすくなり、紫外線の影響を受けやすくなるからです。
そのため、医療ハイフを受けた後は、普段よりも入念に保湿を行い、傘や日焼け止めクリームなどを使用して紫外線対策をしていきましょう。
②火傷の可能性もある
医療ハイフは熱エネルギーが発生するため、火傷を負うリスクがあります。また、超音波が骨に当たり反射することで水ぶくれができた症例も報告されています。どちらもまれに起こることですが、医療ハイフのリスクのひとつとして知っておきましょう。
リスクを軽減したいのなら、医療ハイフで実績が多いクリニックを選ぶのがおすすめです。経験が多ければ一定水準の技術力が期待できるため、施術者の技術不足での肌トラブルのリスクは最小限に抑えられるはずです。
③施術を受けらないことがある
医療ハイフは気軽に受けられる美容医療ですが、体調が不安定な場合は施術ができない場合もあります。体調不良や肌の調子が悪い時に医療ハイフを受けると、肌トラブルになるリスクが高まるからです。
また、妊娠中や授乳中、ペースメーカーが入っている方も、基本的に施術を受けることはできません。施術が受けられるか自分で判断できない場合は、クリニックで医師に相談しましょう。
医療ハイフはどのくらい持続する?
医療ハイフの持続期間は6か月〜1年程度が一般的です。エステハイフの持続期間が2か月〜3か月な点と比べると医療ハイフはかなり優秀なことがわかります。しかし、使用機種によって異なりますが、持続期間が長くなるほど、費用は高額になる傾向があります。
リフトアップ効果を長持ちさせたいのなら、継続して施術に通う必要があるので、持続期間や費用面など考慮しながら、使用機種を選ぶようにしましょう。
医療ハイフの副作用
医療ハイフは副作用が起こる可能性もあります。まれなケースではありますが、絶対安全な施術はないので、副作用のリスクを合わせてきちんと知っておきましょう。
- ・腫れやむくみ
- ・水ぶくれ
- ・乾燥
- ・痛み
それぞれの症状を詳しく解説します。軽い症状なら自分で対処できる場合もありますが、不安を感じるようなら、早めに担当医に相談するのがおすすめです。
腫れやむくみ
医療ハイフの施術後に腫れやむくみの症状が出ることもあります。熱エネルギーの影響ですが、メイクで隠せる程度なので、そこまで気にすることはないでしょう。基本的に腫れやむくみの症状は2~3日でおさまります。
みずぶくれ
医療ハイフでは骨に反射した超音波の影響で水ぶくれができることがあります。症状の重さで治るまでの期間は異なりますが、基本的に患部を清潔に保ち、軟こうを塗布すればキレイに治ります。ただ、長引く場合は医師に相談するようにしましょう。
乾燥
医療ハイフをすることで、肌の水分量が軽減し、乾燥することがあります。乾燥を放置すると肌トラブルのリスクが高まるので、施術後はしっかり保湿をするように心掛けましょう。
また、乾燥肌になると紫外線の影響も受けやすくなります。そのため、保湿と一緒に紫外線対策もきちんとすることが大切です。
痛み
医療ハイフは比較的痛みが少ない施術です。しかし、痛みの感じ方には個人差があるため、「チクチクした」「骨に響くような痛みがあった」という意見もあります。そのため、痛みが不安に感じる方は、医師や看護師に伝えて主力レベルを下げたり、麻酔を利用したりするとよいでしょう。
ほうれい線やフェイスラインを整えるなら恵比寿美容外科
ほうれい線やフェイスラインを整えるなら、恵比寿美容外科がおすすめです。恵比寿美容外科は切開リフト専門の美容外科クリニックになります。医療ハイフだけでは改善しなかった深く刻まれたほうれい線やシワも、恵比寿美容外科の切開リフトや糸リフトなら改善が期待できます。
施術名: フェイスリフト(あご)+トータルフェイスリフト+フェザーリフト
施術のリスク・副作用: キズが残ること、感染などを起こすリスク、腫れ、痛みなど
美容・形成外科で20年の経験を積んだ院長が、責任をもって対応してくれる点が大きなポイントです。できる限り時間を取って丁寧なカウンセリングをモットーにしているので、美容医療が初めての方も、安心して相談できます。
医療ハイフの効果に関するよくある質問
医療ハイフの効果はいつまで持続しますか?
使用する機種によっても変わりますが、医療ハイフの持続期間は6か月〜1年程度が一般的です。エステハイフの持続期間が2か月〜3か月であるため、医療ハイフを受けることをおすすめします。
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医療ハイフとエステハイフの違いを教えてください
医療ハイフとエステハイフでは、施術者と使用できる機種に違いがあります。
医療ハイフでは医療資格を持った者しか使用できない機種も使えます。機種によって出力できるレベルも異なるため、効果が持続する期間も医療ハイフのほうが長くなります。
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まとめ
医療ハイフはたるみやシワ、毛穴の開きなど、さまざまな症状の改善に効果が期待できます。メスを使わないので痛みやダウンタイムが少ない点も大きなメリットです。火傷や水ぶくれなどのリスクもありますが、比較的安全性が高く気軽に受けられる美容医療といえるでしょう。
ただし、持続期間は6か月〜1年程度なので、リフトアップ効果を維持するには継続して施術を受ける必要があります。「通うのが面倒くさい」「1回の施術で長期間効果を維持したい」という方は、切開リフトや糸リフトも検討してみましょう。
恵比寿美容外科なら幅広い美容医療メニューを取り扱っていますし、院長と相談して自分にピッタリの治療法を見つけましょう。
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※上記の記事の内容につきましては、個人差もあり、実際の施術内容と異なる場合もございます。詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。
監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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