リガメントとは? フェイスリフトを検討する上で時々見かけるリガメントについて説明します
公開日:2019/02/25 更新日:2024/06/07大きな若返り効果が期待できるフェイスリフト。顔にメスを入れる必要がなく、糸を使うことで皮膚を持ち上げるものもあれば、余分な皮膚を切除し、その上で引き上げを行う切るフェイスリフトなど一口にフェイスリフトと言っても種類があります。
そんなフェイスリフトについて調べていると「リガメント」という言葉をよく目にします。また、治療法の一つに「リガメント法」というものもあります。
リガメントというのはそもそも何を意味するのでしょうか。
この記事では、フェイスリフトを検討している方であれば知っておきたい「リガメント」についてご説明します。
リガメントとは?
リガメントというのは、いわば靱帯のことです。貝柱のような細い繊維状の束になっているのが特徴です。リガメントは顔の皮膚や表情筋を骨とつなぎ、脂肪を支えるという役割があります。
しかし、加齢や食いしばり、血流の悪化などさまざまな要因によって劣化してきます。
大切なリガメントが劣化してしまうと、顔がたるんでしまい、ほうれい線が目立つなど老けて見えてしまうのです。
リガメントの場所
リガメントは、目の近くや耳の近くなど顔のいろいろな場所にあります。そのため、それぞれのリガメントが緩んでしまうことで起こりえる現象が微妙に違ってきます。
・眼窩下リガメント
目の下の涙袋のあたりにあります。眼窩下リガメントが緩むと、目の下がたるんでしまうだけでなく、目尻も下がってきます。
・頬骨リガメント
頬骨のあたりにあります。頬骨リガメントが衰えると、頬の皮膚や脂肪がたるんでしまうので、ブルドッグ顔になってしまう原因に。また、顔の横幅も大きく見えてしまいがちになります。
・耳下腺リガメント
耳の横にあります。耳下腺リガメントが緩むとフェイスラインがもたついたり、二重あごの原因となります。
・咬筋リガメント
耳下腺リガメントよりもやや鼻寄り位置にあります。咬筋リガメントが衰えると、ほうれい線が目立つだけでなく、口角が下がってしまいます。
・下顎リガメント
口角のやや下にあります。下顎リガメントが衰えてしまうと、咬筋リガメントと同じくほうれい線が目立ってしまう他、フェイスラインや首のたるみにもつながります。
フェイスリフトの種類
劣化してしまったリガメントは、セルフケアで再生することも可能と言われています。ただ、効率的にたるみを改善したいということであれば、フェイスリフトによる治療がおすすめといえます。
冒頭でフェイスリフトには種類があるとご紹介しましたが、切るフェイスリフトは大きく以下の3つに分けることができます。
・皮膚のみリフト
切るフェイスリフトの中でも切開範囲が小さく、腫れなどの副作用がほとんどないと言われています。
ただ、皮膚の表面だけをつり上げる形になるので、あまり大きな効果を実感できなかったり、すぐに戻ってしまったという声もあります。
・SMASリフト
SMASというのは、皮膚の下にある表情性筋膜のことで、頭から頬、首にかけてつながっています。
年齢を重ねると、皮膚だけでなく表情筋にもたるみが生じてきます。そのため、皮膚だけでなく、SMASも同時につり上げることでよりしっかりと効果を実感できるようになります。
・リガメント法リフト
リガメント法は、口の辺りまで大きく皮膚を剥がして、顔の皮膚の下にある靭帯を切ってリフトアップする方法です。
戻りが少ないフェイスリフトと言われていますが、切開範囲が広いために術後の腫れや痛みが強い傾向にあります。また、神経損傷のリスクも高まります。
手術時間も長引くので当然料金は高くなります。
よくある質問
よくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
リガメントとは何ですか?
リガメントというのは、いわば靱帯のことです。貝柱のような細い繊維状の束になっているのが特徴です。
リガメントは顔の皮膚や表情筋を骨とつなぎ、脂肪を支えるという役割があります。
当院は「切るフェイスリフト」専門クリニックとして、治療実績も多くあります。少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
切るフェイスリフトにはどんな種類がありますか?
大きく下記の3つに分けることができます。
・皮膚のみリフト
・SMASリフト
・リガメント法リフト
剥離範囲が狭いと効果が持続せず、逆に剥離範囲が広いと術後の腫れや痛みが強くなってしまいますが、恵比寿美容外科では、剥離の範囲を適度に抑えることで、しっかりと効果を持続させながらも、術後の腫れや痛みが少ないフェイスリフトを行っています。お気軽にご相談ください。
恵比寿美容外科のフェイスリフトについて
剥離範囲が狭いと効果が持続せず、逆に剥離範囲が広いと術後の腫れや痛みが強くなってしまいますが、恵比寿美容外科では、剥離の範囲を適度に抑えることで、しっかりと効果を持続させながらも、術後の腫れや痛みが少ないフェイスリフトを行っています。
フェイスリフトをするならリガメントの処置をしないと効果がないという方もいますが、リガメント法でないと効果がないということはありません。
フェイスリフトを行ってみたいけど、どのクリニック行けば良いか迷っている…という方は、それぞれの治療法のメリット、デメリットをしっかりと理解することに加え、クリニックごとにどのような治療法を採用しているのか比較しながら検討してみてください。
監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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