リガメントとは?フェイスリフトを検討する上で時々見かけるリガメントについて説明します
公開日:2019/02/25 更新日:2025/01/09
フェイスリフトには、「糸で皮膚を引き上げる方法(糸リフト)」や、余分な皮膚を切除して引き上げる「切るフェイスリフト」など、さまざまな施術法があります。
施術法によってダウンタイムや効果の持続期間が異なるため、自分に合った方法を選ぶことが大切です。大がかりな施術と聞くと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは基礎知識としてフェイスリフトの種類を知っておきましょう。
そんなフェイスリフトについて調べていると「リガメント」という言葉をよく目にします。また、治療法の一つに「リガメント法」というものもあります。
リガメントというのはそもそも何を意味するのでしょうか。この記事では、フェイスリフトを検討している方であれば知っておきたい「リガメント」についてご説明します。
リガメントとは?
リガメントは、顔の皮膚や表情筋を骨とつなぐ支えのような役割を担う組織です。
貝柱のように細い繊維状ですが、加齢や食いしばり、血流の悪化などによって伸びたり硬くなったりし、結果的にたるみや深いほうれい線を引き起こします。
本来は脂肪や皮膚をしっかり支えているからこそ、リガメントが劣化すると見た目の変化が顕著に表れるのです。
リガメントの主な部位と症状
リガメントは目の周りや頬骨付近、耳のあたりなど、顔の複数箇所に存在します。部位ごとに緩み方や症状が異なるため、以下を目安にご自身の顔をチェックしてみましょう。
・眼窩下リガメント
目の下の涙袋のあたりにあります。眼窩下リガメントが緩むと、目の下がたるんでしまうだけでなく、目尻も下がってきます。
・頬骨リガメント
頬骨のあたりにあります。頬骨リガメントが衰えると、頬の皮膚や脂肪がたるんでしまうので、ブルドッグ顔になってしまう原因に。また、顔の横幅も大きく見えてしまいがちになります。
・耳下腺リガメント
耳の横にあります。耳下腺リガメントが緩むとフェイスラインがもたついたり、二重あごの原因となります。
・咬筋リガメント
耳下腺リガメントよりもやや鼻寄り位置にあります。咬筋リガメントが衰えると、ほうれい線が目立つだけでなく、口角が下がってしまいます。
・下顎リガメント
口角のやや下にあります。下顎リガメントが衰えてしまうと、咬筋リガメントと同じくほうれい線が目立ってしまう他、フェイスラインや首のたるみにもつながります。
切るフェイスリフトの主な3種類
劣化してしまったリガメントは、セルフケアで再生することも可能と言われています。ただ、効率的にたるみを改善したいということであれば、フェイスリフトによる治療がおすすめといえます。
切るフェイスリフト(切開リフト)は、大きく以下の3つに分類されます。
・皮膚のみリフト
切るフェイスリフトの中でも切開範囲が小さく、腫れなどの副作用がほとんどないと言われています。ただ、皮膚の表面だけをつり上げる形になるので、あまり大きな効果を実感できなかったり、すぐに戻ってしまったという声もあります。
・SMASリフト
SMASというのは、皮膚の下にある表情性筋膜のことで、頭から頬、首にかけてつながっています。年齢を重ねると、皮膚だけでなく表情筋にもたるみが生じてきます。そのため、皮膚だけでなく、SMASも同時につり上げることでよりしっかりと効果を実感できるようになります。
・リガメント法リフト
リガメント法は、口の辺りまで大きく皮膚を剥がして、顔の皮膚の下にある靭帯を切ってリフトアップする方法です。
戻りが少ないフェイスリフトと言われていますが、切開範囲が広いために術後の腫れや痛みが強い傾向にあります。また、神経損傷のリスクも高まります。手術時間も長引くので当然料金は高くなります。
よくある質問
よくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
リガメントとは何ですか?
リガメントというのは、いわば靱帯のことです。貝柱のような細い繊維状の束になっているのが特徴です。
リガメントは顔の皮膚や表情筋を骨とつなぎ、脂肪を支えるという役割があります。
当院は「切るフェイスリフト」専門クリニックとして、治療実績も多くあります。少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
切るフェイスリフトにはどんな種類がありますか?
大きく下記の3つに分けることができます。
・皮膚のみリフト
・SMASリフト
・リガメント法リフト
剥離範囲が狭いと効果が持続せず、逆に剥離範囲が広いと術後の腫れや痛みが強くなってしまいますが、恵比寿美容外科では、剥離の範囲を適度に抑えることで、しっかりと効果を持続させながらも、術後の腫れや痛みが少ないフェイスリフトを行っています。お気軽にご相談ください。
恵比寿美容外科のフェイスリフトについて
剥離範囲が狭いと効果が持続せず、逆に剥離範囲が広いと術後の腫れや痛みが強くなってしまいますが、恵比寿美容外科では、剥離の範囲を適度に抑えることで、しっかりと効果を持続させながらも、術後の腫れや痛みが少ないフェイスリフトを行っています。
フェイスリフトをするならリガメントの処置をしないと効果がないという方もいますが、リガメント法でないと効果がないということはありません。
フェイスリフトを行ってみたいけど、どのクリニック行けば良いか迷っている…という方は、それぞれの治療法のメリット、デメリットをしっかりと理解することに加え、クリニックごとにどのような治療法を採用しているのか比較しながら検討してみてください。

監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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