切るフェイスリフトの術後はどれくらい腫れる?引くまでの期間は?
公開日:2020/03/30 更新日:2024/07/11
切るフェイスリフトを受けたいけれど、術後の腫れが心配…という方は多い様です。手術後であっても、仕事や買い物等、普段の生活でどうしても人と顔を合わせなくてはならない時に、なるべくなら腫れに気付かれたくないですよね。
この記事では、切るフェイスリフト手術を受けるとどのくらい腫れるのか、腫れが引くまでに掛かる期間、さらに腫れを抑える方法も解説します。クリニック選びや手術日程の参考に、是非ご覧ください。
目次
切るフェイスリフトの術後の腫れについて
一般的に、外科手術でメスを入れた箇所は炎症が起こりやすく、術後に腫れや痛みが出る場合があります。
切るフェイスリフトでも同様に、メスで皮膚を切ったり剥がしたりする事で傷が生まれ、その傷を修復するために炎症が起こり、浸出液が出てきます。それによって起こるのが「腫れ」です。
この様に、腫れは傷を守るための体の正常な防御反応なので、手術が失敗したために起こる、という訳ではありません。
しかし、切ったり剥がしたりする範囲が広いと、それに伴って腫れる範囲も大きくなり、また手術時間が長いと、その分腫れが強くなってしまいます。
これを防ぐためには、皮膚を切ったり剥がしたりする範囲を最小限に抑えて、手術時間をできるだけ短くする事が重要です。
腫れの程度には個人差があるので、あまり腫れの目立たない方や、反対に症状が強く出てしまう方もいらっしゃいますが、通常は傷が治っていくとともに腫れは確実に引いていきます。
切るフェイスリフトの術後の腫れはいつまで続く?
腫れが落ち着くまで、どのくらいの時間が掛かるかという事は、術後に普段通りの生活を送るに当たって、とても気になる点かと思います。
いつまで続くかが分かれば、この期間はなるべく予定を入れない様に用事や日程を調整できるので、より安心して過ごせるでしょう。
術後の腫れのピークはいつ?
切るフェイスリフトでは、一般的に術後2~3時間から少しずつ腫れや痛みが始まり、術後2~3日が腫れのピークと言われています。一時的に広い範囲で大きく腫れてしまったりすると、外出時は少し気になってしまう事があるかもしれません。
通常は術後1~2週間で腫れが引いてきて、1ヶ月ほど経つとほとんど腫れが引いている状態である事が多いです。さらに落ち着いてくるのは術後3ヶ月くらいで、その頃が完成形になると考えておくと良いでしょう。
術後の腫れの期間には個人差がある
腫れの大きさと同様に、腫れが引くまでに掛かる時間も個人差があります。これは腫れの程度や患者さんの個々の自然治癒力に差があるためです。
そのため、人によっては1ヶ月近く腫れが続く場合もあります。
術後経過中に起こりうるトラブルと対応法
フェイスリフトの術後経過中に起こりうるトラブルと対処法は以下の通りです。
傷口のトラブル
感染
症状:腫れ、痛み。
原因:細菌の侵入。
対処法:抗生剤の服用。ひどい場合は感染個所の切開処置。
皮膚の壊死
症状:一部皮膚の壊死。黒く硬くなる。
原因:喫煙や術後に強い腫れなどによる血行不良。
対処法:引っ張り上げた皮膚が定着すれば自然と改善。傷の回復を早める薬の塗布。
ケロイド状
症状:傷口が回復過程で赤く盛り上がる。
原因:回復過程で自然発生。
対処法:ステロイド注射。
縫合部のよれ
症状:縫合部分で余った皮膚がよれる。
原因:たるみが多い場合、縫合部分で皮膚量が合わない。
対処法:通常は時間とともに改善。目立つようなら切除。
傷口付近の脱毛
症状:切開、縫合部近くでの脱毛。
原因:一時的な発毛の停止。
対処法:時間とともに改善。場合によっては植毛。
傷跡の段差
症状:縫合個所に段差や凹みを感じる。
原因:切開、縫合後の回復過程で自然発生。
対処法:ふくらんでいる場合はレーザー照射。へこんでいる場合はヒアルロン酸注射。
フェイスリフト効果のトラブル
しわ、たるみが残る
症状:一部のしわやたるみに改善がみられない。
原因:切開位置から遠い。
対処法:ヒアルロン酸注射。再手術。
左右差
症状:リフトアップによる改善具合が左右で違う。
原因:骨格や術後の腫れなどによる。
対処法:気になるレベルであれば再手術。
引き上げ過ぎ
症状:表情がつり目気味になる。つっぱり感が残る。
原因:リフトアップ後、皮膚が馴染まない。
対処法:通常半年程度で馴染む。馴染まない場合は、皮膚を緩める手術を行う。
切るフェイスリフトの手術の痛みはどれくらい?
切るフェイスリフトは、身体にメスを入れて余分なたるみを取り除くため、本来は痛みがある手術です。
しかし、安全性を重視する一般的なクリニックでは、患者さんの負担を減らす目的で手術時に麻酔を使用します。そのため、たるんだ皮膚にメスを入れた時の感触や痛みを感じる事はありません。
ただし、麻酔の注射や点滴の針を皮膚に刺した瞬間は、多少なりとも痛みが生じます。ですが、麻酔液が注入されると数秒で痛みはなくなりますので、基本的に切るフェイスリフトは苦痛なく行える手術であると捉えて良いでしょう。
また、患者さんの不安が強い場合は、手術前に気持ちを落ち着かせる薬が処方される事もあります。これを、麻酔前投薬と呼びます。
美容クリニックではこの様に、患者さんの抱える痛みへの不安を解消する様々な方法を用意しています。ですから、切るフェイスリフトの手術を受ける上で、痛みに対する不安や疑問がある場合には、カウンセリングの際にその悩みを詳しく伝えてみましょう。
切るフェイスリフトの痛みを軽減する方法は?
フェイスリフトの悪い評判で、意外と多いのが術後の痛みに関するものです。 せっかく顔はキレイになったのに、ダウンタイム中に痛みが続いたら嫌ですよね。 人によっては、通常のダウンタイム期間よりも痛みが長引いてしまう場合もあるようです。
痛みは術後のことなので、終わってみないと分からないというところがあります。 しかしながら、100%じゃないにしても、手術実績が豊富な医師を選ぶことで、事前に避けることは可能です。
医師選びのコツは、カウンセリングの質や手術の腕などいろいろありますが、執刀数で判断する場合は、自分が受けたい手術の実績が豊富な医師を選ぶ必要があります。 フェザーリフトを選ぶならフェザーリフトの経験が多い医師を、切るフェイスリフトを選ぶなら切る手術の経験数が多い医師を選ぶことがポイントです。
実績数が多いということは、過去に術後の痛みに関するクレームを受けたことがない(もしくは極端に少ない)ということを意味します。 医師というのは、選ばれた人間である以上、失敗というものを一般人のように簡単にしてはダメです。 手術が失敗した場合はもちろんですが、いまは少しでも不満があればネット掲示板に書き込まれてしまうため、手術が下手な医師では、そもそも実績数が積めません。
特に術後の痛みが心配されるのは、切るタイプのフェイスリフトですから、切る方法を選択する場合は、特に慎重に医師選びを行なってください。
切るフェイスリフトの手術には麻酔は必須?
麻酔を行う目的には次のものがあり、切るフェイスリフト手術をする上でも欠かせないものです。
- ・手術による痛みやストレスから患者さんを守る目的
- ・手術を円滑に行う目的
そのため、例えば痛みに強い患者さんから「麻酔は要りません」と申し出があったとしても、安全かつ適切にたるみを切り取るため、一般的なクリニックでは必ず麻酔を行います。
実際に用いる麻酔の種類はクリニックによって異なり、切除範囲が広い等の理由で全身麻酔をかけるクリニックがあれば、局所麻酔を行うクリニックも存在します。
全身麻酔と局所麻酔のどちらが良いかを決める事は難しいですが、日本麻酔学会の調査結果によると、全身麻酔は局所麻酔と比べて、偶発症が生じやすい傾向があるとされています。
ですが、局所麻酔だから安全という訳でもありませんので、クリニックの比較検討時には、痛みや麻酔だけでなく他の要素を含めて判断をすると良いでしょう。
切るフェイスリフトによる腫れを抑える方法とは?
少しでも腫れを抑えるために重要なポイントは、確かなクリニック選びです。
手術時間を短くできるクリニックを選ぶ
先述の通り、傷の範囲が広いほど、腫れは強くなります。また、皮膚の剥離範囲が広くなると、必然的に手術時間も長くなってしまいます。
という事は、切るフェイスリフトの効果は最大限に、そして皮膚の剥離範囲は必要最小限に抑え、できるだけ短時間で手術を行える技術を持った医師のいるクリニックを選ぶ事が大切です。
十分な経験のある医師である事が望ましいので、クリニックのホームページ等で過去の症例数や経験年数をチェックする事をお勧めします。
「恵比寿式セーフティーリフト」を検討する
恵比寿美容外科は、切るフェイスリフトを専門としたクリニックです。当クリニックでは、腫れが非常に少ない「恵比寿式セーフティーリフト」という手術の方式をとっています。
一般的な切るフェイスリフトには、以下2つの方法があります。
- ・皮膚を広く剥離する方法
- ・皮膚の剥離をほとんどしない方法
それらの長所と短所を考慮し、検討されたのが「恵比寿式セーフティーリフト」です。
皮膚を広く剥離する方法は、たるみが戻りにくいという考えのもとで、広く行われています。ですが、口の辺りまで皮膚を剥がす事になるので、その分ダメージも大きく、手術時間も長くなります。そのため、術後の腫れが大きく、腫れが引くのに時間が掛かったり、後遺症や合併症等のリスクが高くなったりする可能性があるのです。
一方、皮膚の剥離をほとんどしない方法は、ダメージは少ないが効果が弱いという特徴があります。ダメージが少ないとはいえ、メスを入れる手術でありながらリフトアップ効果が感じられないのでは、あまり意味がない様に思えます。
これに対し「恵比寿式セーフティーリフト」は、剥離範囲を中等度に抑えた手術方式です。これによって腫れやダメージを少なく抑えながらも、効果があり、戻りにくい仕上がりにする事ができるのです。
よくある質問
よくある質問をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
切るフェイスリフトの術後の腫れはいつまで続きますか?
通常は術後1~2週間で腫れが引いてきて、1ヶ月ほど経つとほとんど腫れが引いている状態である事が多いです。
さらに落ち着いてくるのは術後3ヶ月くらいで、その頃が完成形になると考えておくと良いでしょう。
※術後の腫れの期間には個人差があります。 当院では、カウンセリングから施術まで、院長が1人1人対応しております。お気軽にご予約・ご相談(完全予約制)ください。
切るフェイスリフトによる腫れを抑える方法はありますか?
少しでも腫れを抑えるために重要なポイントは、確かなクリニック選びです。
手術時間を短くできるクリニックを選ぶ 「恵比寿式セーフティーリフト」を検討する
切るフェイスリフトを専門とした当クリニックでは、腫れが非常に少ない「恵比寿式セーフティーリフト」という手術の方式をとっています。 少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
腫れを抑えた「切るフェイスリフト」なら、当クリニックにご相談を
切るフェイスリフト手術後の腫れは、一般の外科手術と同様に、傷を治すための体の正常な反応であり、個人差はありますが時間が経つとともに腫れは引いていきます。
恵比寿美容外科では、カウンセリングから手術、アフターケアまでのすべてを、美容・形成外科歴20年の経験を持つ院長が責任を持って対応しています。是非、切るフェイスリフト手術に不安を感じる方も、一度カウンセリングにお越しください。
※上記の記事の内容につきましては、個人差もあり、実際の施術内容と異なる場合もございます。
詳細につきましては、カウンセリングの際に確認していただければと思います。

監修者:柳田 徹
- ・東京生まれ。
- ・幼少期をエジプト・カイロで過ごす。
- ・千葉県立東葛飾高校を卒業後、鳥取大学医学部へ。
大学では競技スキー部キャプテンを務める。1998年卒業。 - ・国立病院東京医療センターで外科系研修を修了。
麻酔科、救命などを学ぶ。 - ・東京医科大学形成外科に入局。
美容外科の根幹となる形成外科を基礎から学ぶ。 - ・美容外科専門クリニックにて多くの経験を重ねる。
- ・仙台と札幌で院長職を務める。
- ・Johns Hopkins Medicine International提携クリニックでエイジングケア手術担当医として勤務。
- ・2011年 恵比寿美容外科院長就任。
- ・美容、形成外科経験20年。
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